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仕事の未来~「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実~(講談社現代新書 2569)

小林 雅一  著

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価格 \990(税込)         

発行年月 2020年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 272p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/労働経済・人口
ISBN 9784065199350
商品コード 1031551721
NDC分類 366.04
基本件名 労働
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年05月4週
書評掲載誌 読売新聞 2020/06/07
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031551721

著者紹介

小林 雅一(著者):1963年、群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。専門はITやライフ・サイエンスなど先端技術の動向調査。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。著書に『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』(以上、講談社現代新書)など多数。

内容

新型コロナウイルスのパンデミックに伴い、
グーグルやアップル、フェイスブックなど巨大IT企業が、
得意のクラウド業務システムを自社活用して、
従業員にテレワーク(在宅勤務)を呼びかけた。

にもかかわらず、その試みが
必ずしもうまくいっていないのはなぜか?

グーグルとアマゾンという、世界をリードする2大企業は
なぜAIを駆使した「仕事自動化」より、
精神的・人間的な要素を重要視しているのか?

・・・・・

いま世界各国で増えている新たな職業、
アメリカで自動運転車が憎まれている理由、
医療に応用される「ワトソン」の限界とは?

世界的な景気後退と雇用不安が危惧される中、
「これから起こること」とは?

はたして、AIが切り開く未来は、
本当に私たちを「幸せ」にするのだろうか?

・・・・・

AIやロボットが人間の労働者に置き換わるのではなく、
両者が共存共栄を図るにはどうしたらいいか。

人と高度技術の関係が今ほど問われる時代はかつてなかったでしょう。
それを考える一助になることを願って、この本は書かれました。

本書はまた、ここ数年で急激に盛り上がったAIブームの後日談、
ないしは冷静な評価・総括でもあります。

筆者は2015年に著した『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社現代新書)の中で、
高度な数理統計学や脳科学をベースに急激な進化を遂げたディープラーニング、
あるいは世界の自動車産業を根底から覆す自動運転技術、
さらにはグーグルが開発中の人型ロボットなどAI開発の最前線を紹介しました。

その後、AIブームが過熱する中で、AIが全人類の知能を凌駕するシンギュラリティ(技術的特異点)や
AI万能論、あるいはAIやロボットに仕事を奪われる新種の雇用破壊、
はてはAIによる人類絶滅の危機など、
プラスとマイナス両極端のイメージが社会に形成されました。

それらの中には、現実離れしたものも少なくありません。

当時から5年余りが経過した今、実際のAIあるいは自動運転車や次世代ロボットは
どんなフェーズにあるのか?

本書はそれらの現状や実力をつぶさに見ていきます。

・・・・・

【本書のおもな内容】
第1章 誰のための技術革新なのか?
第2章 自動運転車はなぜ人に憎まれるのか?
第3章 AIロボットの夢と現実
第4章 医療に応用されるAI
第5章 私たちの生産性や創造性はどう引き出されるのか

目次

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