【丸善出版2018年7月新刊情報】

ルネサンスの多面体百科

David Wade

ISBN 978-4-621-30311-5

5,800円（本体）+税

ルネサンス時代に描かれたユニークで著名な多面体を周辺の歴史的な流れとともに解説。数学者以外にもデザイン発想のヒントがある。

小さな地球の大きな世界～プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発～

J.ロックストローム/M.クルム/武内　和彦/石井　菜穂子/谷　淳也/森　秀行

ISBN 978-4-621-30302-3

3,200円（本体）+税

科学的データと美しい写真を交え、地球の回復力の範囲内での発展というパラダイムと、人間と自然の新たな調和的関係について解説。

気象と気候のとらえ方～きまぐれな大気の物理を読み解く～

Mark Denny

ISBN 978-4-621-30320-7

3,400円（本体）+税

なぜ穏やかな天気と不安定な天気があるのか。最新の予報が外れたのはなぜか。そんな素朴な疑問を背景にある物理を数式は使わず解説。

量子力学　II

ISBN 978-4-621-30305-4

5,600円（本体）+税

初学者が抱く量子力学の基礎的な疑問に改めて向き合い、その理解を図る。量子力学の理解に必要な話題を網羅した一冊。

濃度の溶液を作るなどの化学系の実験・実習を行う際、モル計算やパーセント計算を使った希釈倍率の求め方を会得しておく必要があります。しかし、その計算方法がわからず、実験・実習を満足に行うことができない学生も多くいます。本書は、化学系の実験・実習の際に必要な化学計算が嫌い・苦手な学生のための、演習形式・問答形式で学ぶことのできる教科書です。解答・解説はこれ以上ないほどに丁寧で易しく、また米国式の計算方法である換算係数法を用いた解答・解説も掲載しています。

対話のことば　オープンダイアローグに学ぶ

井庭　崇　著

ISBN 978-4-621-30314-6

1,300円（本体）+税

オープンダイアローグとは、フィンランドで開発、実施されている対話の方法で、主に、精神医療の分野で話題となっています。オープンダイアローグは「対話」によって相互理解を深め、当事者と一緒に、時間をかけて生まれてくる信頼を醸成することを目的としています。会話をするというだけのシンプルな方法で、統合失調症患者の治療や、日常のコミュニケーション、会議での発言を改善したい方など幅広い方に役立てることができます。本書はパターンランゲージを専門とする著者が、オープンダイアローグを精神医療のみならず、組織の課題においても広く活用できることに注目し執筆しました。医療や福祉、教育に関わっている方、対話の技術に興味を持つ方など幅広い方へ読んでいただくことのできる書籍です。

古代建築～―専制王権と世界宗教の時代～(世界宗教建築史シリーズ)

中川武/溝口　明則

ISBN 978-4-621-30316-0

3,200円（本体）+税

ピラミッドやパルテノン神殿などの建築物の造形とその根底にある思想を探り、宗教、王権、建築の相互作用を解き明かす。

幸せな名建築たち～住む人・支える人に学ぶ42のつきあい方～

日本建築学会

ISBN 978-4-621-30306-1

2,800円（本体）+税

名建築とはなにか。本書は、竣工時から名建築であったものだけではなく、住み手やオーナーに生かされることによって名建築になったものを取り上げます。オーナーにしか語り得ない空間の質、ディテール、経年変化などを知ることで、設計や施工の学びとして、また人と建築の関係性を考えるきっかけを提供いたします。建築に興味のある方から専門家まで、広く手に取って頂きたい本です。建築学会発行の月刊誌『建築雑誌』に2014年2月号から2017年12月号までの好評連載記事「未来にココがあってほしいから?名建築を支える名オーナーたち」の書籍化。