理工学図書新刊ニュース　10月号

偏微分方程式と密接な関係をもつ微分幾何学の諸相を，基礎編の「リーマン幾何速成コース」および4章からなる発展編によって概観する。〔内容〕リーマン幾何速成コース／相対性理論／山辺の問題／調和写像／リッチフローと幾何化予想

好評の旧版に加筆・アップデート。データを見る目を磨き，センスある研究を遂行するために。〔内容〕randomness／統計学的推測の意味／研究デザイン／統計解析以前のデータを見る目／平均値の比較／頻度の比較／イベント発生までの時間の比較

生存時間を評価する手法を解説。好評の旧版に競合リスクなどを加筆。〔内容〕生存時間データ解析とは／KM曲線とログランク検定／Cox比例ハザードモデルの目的／比例ハザード性の検証と拡張／モデル不適合の影響と対策／部分尤度と全尤度／競合リスク／クロスする生存率曲線

本書は、回帰分析の理論を、その前提となる相関関係から基本の単回帰分析、重回帰分析、線形判別分析、そして類書ではあまり触れられていないロジスティック回帰まで、豊富な実例を絡めながら、わかりやすくじっくりと解き明かしていく内容。

コンピュータによる数値計算で解を求めるシミュレーションは，製品の設計・開発では欠かせないツールとなっている。本書は高専・大学の学生を対象に，シミュレーションの概要と数値計算の基礎事項をC言語，MATLAB,Excelによるプログラム例により学べるように構成したテキスト。【目次】シミュレーションの基礎／数値計算と誤差／他

微分積分の基礎を丁寧な解説と演習問題を軸にまとめたテキスト。積分については，文系の学生が負担にならないよう配慮した。また基礎部分の解説は，数学的な厳密さは決して失っておらず，理工学部の学生でも十分読み応えのあるものになっている。増補版では「経済数学入門」の内容を加え，経済系の学部でより使いやすいものとしている。

本書は，なるべく少ないページ数でルベーグ積分の定義や収束定理を学び，ルベーグ積分が使えるようになる半期用テキストである。類書にはない豊富な演習問題によってルベーグ積分の理解を深め，広がりをもたせている。この一冊でルベーグ積分をスムーズに学習できる。【目次】Lebesgue積分の定義と収束定理／他

好評既刊書『古典的難問に学ぶ微分積分』と同様の方針で，オイラーの難問を通して微分方程式を解説していく。問題の趣旨を把握したうえで解答を読むことによって，他のテキストに載っているような微分方程式の問題を解く力を身につけることができる。さらに，微分方程式論という解析学の領域を構築しようとしたオイラーの心情にも迫り得る。

次代の数学教育において，「数学的モデリング能力」が注目されている。これは，日常の事象を数理的に捉え処理する能力，数学の事象を統合・発展的に考え表現する能力のことで，将来を担う児童・生徒にとって必須となる資質・能力の一つである。本書では，数学的モデリングの枠組み構築，モデリングの可視化と能力評価の方法について紹介する。

宇宙論の変遷を学ぶ教科書。古代の宇宙観にはじまりニュートン力学が完成した近代宇宙論が続く。そして相対性理論と量子力学の出現によって一変した現代物理を述べ，古典宇宙論の描像を大きく塗り替えた最先端の宇宙科学までを解説する。数式は出来るだけ省き，教養レベルの学生を対象とした。話題となる科学ニュースも多数記述している。

本書は、大学教養および専門学校などで行われている基礎化学実験をイラストなどで視覚的に分かりやすく丁寧にまとめた実験書。大学や専門学校では、高校までの実験器具よりもさらに多くの器具を扱うことになるため、安全に楽しく実験が行えるように配慮した内容。

大学初年次の基礎化学あるいは一般化学の教科書として使用することを想定し，各章を4ページで解説，一回の授業に適切と思われる分量を割り当てている。各章に理解度をチェックするための練習問題を付け，巻末にその解答を掲載。【目次】原子の構造／化学結合／状態変化と化学平衡／反応速度論／生命化学／化学が支える物質文明／他

わが国が世界をリードしている研究分野の一つ「地球内部の物質科学」について，その理解に必要な基礎知識を詳しく解説。重要な関係式についてはその導出過程を含めて丁寧に説明した。さらに，近年解明が非常に進んだ下部マントルおよび核を構成する物質の高温高圧下における相転移や，物性についての最先端の知見も詳細に紹介している。

健康的で、若々しく、魅力的な印象を手に入れる、そのための手段がスキンケアである。これまで多くのスキンケア製品が開発され、美容意識の高まりとともに、多様なアプローチが行われてきた。本書では、最新の研究成果をふまえ、科学的根拠をもとに解説する。

管理会計を軸に製造業の経営カイゼンに取り組むための本。コストの内訳を正しく理解することからはじめ、変動費と固定費それぞれの管理目標を立て、最終的に損益計算書を根本から立て直し、目的に合った管理会計を導入する。2頁見開き構成で読みやすい入門書。

被着材の種類、接合部の構造、負荷応力・環境などの使用条件に対し、適切な接着剤および接着部構造を選び、表面処理を施すこと、施工方法の選定、ならびに接合部の信頼性解析および種々の寿命評価のための加速試験など、接合部の信頼性および耐久性を上げるために必要なことを理論的に解説。123

電気工事技術者向けの技術手帳。電気工事技術者向けに、日頃現場でも必要とする技術資料など約150頁を収録。

自家用電気技術者向けの技術手帳。自家用電気技術者向けに、日頃現場でも必要とする技術資料など約150頁を収録。

電気通信主任技術者試験の科目『法規』の受験対策問題集。3年間6回分の過去問題を出題分野に沿って整理・分類して並べているので、出題傾向・頻出問題の確認を行いながら効率よく学習できる。

「エネルギー管理士」電気分野試験用として、試験の概要、勉強の仕方、手続き等をわかりやすく紹介、過去12年間の全問題を解答解説している年度版問題集。

信号とシステムの基礎を初学者向けに題材を絞って，図や例題，演習を豊富に使用したデジタル信号処理の教科書。解説は自己完結的であり本書一冊で事足りる。演習問題の解答例も含めて，数式の展開を丁寧に記述している。【目次】数学的準備／信号とシステム／離散時間線形時不変システム／フーリエ級数／フーリエ変換／他

円偏波アンテナに特化してその基本的知識や技術についてわかりやすく解説する。具体的には，アンテナや偏波に関する基礎的事項から円偏波アンテナの基本，およびその特性向上技術から円偏波アンテナの測定方法までを網羅する。

プログラミングの基礎を履修済みの学生や研究者に向けて，脳波，心電図，筋電図，fNIRSの解析方法について丁寧に解説。ダウンロード可能なサンプルプログラムで実践的にMATLABプログラミングの基礎が習得できる一冊。

本書は、64ビット版Kali Linux、C言語、アセンブリ言語、gdb、gcc、nasmを主に用い、実験としてスタックガードも外すなどし、コードの動きやメモリ上のスタックやデータの状態などを丁寧に解説を行い、プログラムがハッキングされる様を具体的に見える解説を施した。

本書は、テキストマイニングの初心者に向けて活用事例を解説した入門書。実務ですぐに応用したい人や、すでにほかの分析ツールを使っている方が参考にできる活用事例も豊富に掲載。また、分析プロジェクトにおける一連の流れを省略せずに解説。

シンプルな言語仕様と手厚い並行処理機能で、多くのプログラマの心を捉えるGo言語。そのGoの並行処理の設計哲学、言語の機能、また実際のプログラミングテクニックや並行処理の使い方、システムに導入する際のベストプラクティスとパターン、その内部構造までをまとめた1冊。

本書は、ディープラーニングを学びたいRユーザ向けに書かれた書籍。使い慣れたRを使ってディープラーニングについて学習したいというRユーザのニーズに応える内容。

この本は、スクラッチというとても使いやすいプログラミングソフトウェアを使いながら、とにかくプログラムを作ることでプログラミングに慣れて、気がついたらプログラムを作ることが楽しくてやめられなくなっていた、というふうになってほしいという願いで書かれたもの。この本は小学生から大人まで、プログラミングに興味のある人ならだれでも使える。

本書では，大学生や大学院生がレポートや論文を執筆する上で，必要だと思われる項目に絞ってコンパクトにまとめた。エディタからタイプセット，プレビューまで，オールインワンで実行できる統合TEX環境のTeXworks を中心に取り上げた。インストール方法はWindows 7/8.1/10について説明したが，TEXLive 2018 はmacOS，Linuxでもそのまま利用できる。

本書はネットワーク技術を基礎技術からアプリケーションまで，コンピュータ通信から，電話，無線といった，広くかつ深く解説している。また，単なる説明書ではなく，その技術の背景（Why）にあるものの考え方に焦点を当てて解説。

情報セキュリティを基礎から学べる，必要な内容をコンパクトにまとめたテキスト。ランサムウェアなど最新の事例を盛り込み，文章ではわかりにくい内容は図解も用いて解説。

Javaプログラマーの必読書『Effective Java』の改訂第3版。Java８で導入されたラムダとストリームに関する章のほか、オプショナル、インタフェースでのデフォルトメソッド、try-with-resources文、@SafeVarargsアノテーション、モジュールの機能の項目も追加した最新のベストプラクティス。