ファインマン物理学<5> 量子力学
R・P・ファインマン, ロバート・B・レイトン 著
目次
第1章 量子的な性質 1-1 原子の力学 1-2 弾丸をつかった実験 1-3 波をつかった実験 1-4 電子をつかった実験 1-5 電子波の干渉 1-6 電子を監視する 1-7 量子力学の第1原理 1-8 不確定性原理 第2章 波動的観点と粒子的観点との関係 2-1 確率波の振幅 2-2 位置と運動量の測定 2-3 結晶による回折 2-4 原子の大きさ 2-5 エネルギー準位 2-6 哲学的意味 第3章 確率振幅 3-1 振幅の結合則 3-2 2個のスリットによる干渉模様 3-3 結晶による散乱 3-4 同種粒子 第4章 同種粒子 4-1 ボース粒子とフェルミ粒子 4-2 2個のボース粒子の状態 4-3 n個のボース粒子の状態 4-4 光子の放出と吸収 4-5 黒体によるスペクトル 4-6 液体ヘリウム 4-7 排他律 第5章 スピン1 5-1 シュテルン‐ゲルラッハの装置による原子の分離 5-2 ろ過された原子を用いた実験 5-3 一連のシュテルン‐ゲルラッハのフィルター 5-4 基本状態 5-5 振幅の干渉 5-6 量子力学のからくり 5-7 別の基本状態への変換 5-8 その他の場合 第6章 スピン1/2 6-1 振幅の変換 6-2 回転した座標系への変換 6-3 z軸のまわりの回転 6-4 y軸のまわりの180°および90°の回転 6-5 x軸のまわりの回転 6-6 任意の回転 第7章 振幅の時間依存性 7-1 静止している原子;定常状態 7-2 一様な運動 7-3 位置のエネルギー;エネルギーの保存 7-4 力;古典的極限 7-5 スピン1/2の粒子の歳差運動 第8章 ハミルトニアン行列 8-1 振幅とベクトル 8-2 状態ベクトルの分解 8-3 現実の世界の基本状態とはどんなものか 8-4 状態は時間とともにどのように変わるか 8-5 ハミルトニアン行列 8-6 アンモニア分子 第9章 アンモニア・メーザー 9-1 アンモニア分子の状態 9-2 静電場内のアンモニア分子 9-3 時間に依存する場のなかでの転移 9-4 共鳴点における転移 9-5 共鳴点からはずれているときの転移 9-6 光の吸収 第10章 他の2状態系 10-1 水素分子イオン 10-2 核 力 10-3 水素分子 10-4 ベンゼン分子 10-5 染 料 10-6 磁場内におけるスピン1/2の粒子のハミルトニアン 10-7 磁場のなかで自転する電子 第11章 さらに2状態系について 11-1 パウリのスピン行列 11-2 演算子としてのスピン行列 11-3 2状態方程式の解 11-4 光子の偏りの状態 11-5 中性K中間子 11-6 N状態系への一般化 第12章 水素原子の超微細構造 12-1 2個のスピン1/2の粒子からなる体系の基本状態 12-2 水素原子の基底状態に対するハミルトニアン 12-3 エネルギー準位 12-4 ゼーマン効果 12-5 磁場のなかでの状態 12-6 スピン1の場合の射影行列 第13章 結晶格子内における伝播 13-1 1次元格子内における電子の状態 13-2 決ったエネルギーの状態 13-3 時間に依存している状態 13-4 3次元格子内の電子 13-5 格子内における他の状態 13-6 格子のなかの不完全さによる散乱 13-7 格子欠陥による捕獲 13-8 散乱振幅と束縛状態 第14章 半導体 14-1 半導体内の電子とホール 14-2 不純物半導体 14-3 ホール効果 14-4 半導体の接合 14-5 半導体接合の整流作用 14-6 トランジスター 第15章 独立粒子近似 15-1 スピン波 15-2 2個のスピン波 15-3 独立の粒子 15-4 ベンゼン分子 15-5 さらに有機化学について 15-6 独立粒子近似の他の場合への応用 第16章 振幅の位置依存性 16-1 線上の振幅 16-2 波動関数 16-3 一定の運動量をもつ状態 16-4 xの状態の規格化 16-5 シュレーディンガーの方程式 16-6 量子化されたエネルギー準位 第17章 対称性と保存則 17-1 対称性 17-2 対称性と保存則 17-3 保存則 17-4 偏った光 17-5 Λ0粒子の崩壊 17-6 回転の行列のまとめ 第18章 角運動量 18-1 電気双極子放射 18-2 光の散乱 18-3 ポジトロニウムの消滅 18-4 任意のスピンに対する回転の行列 18-5 核のスピンの測定 18-6 角運動量の合成 補遣1 回転の行列の導出 補遣2 光子の放出の際のパリティーの保存 第19章 水素原子と周期律表 19-1 水素原子に対するシュレーディンガーの方程式 19-2 球対称な解 19-3 角度依存性をもつ状態 19-4 水素原子の一般の解 19-5 水素原子の波動関数 19-6 周期律表 第20章 演算子 20-1 操作と演算子 20-2 平均エネルギー 20-3 原子の平均エネルギー 20-4 位置の演算子 20-5 運動量の演算子 20-6 角運動量 20-7 平均値の時間的変化 第21章 古典的状況のもとでのシュレーディンガーの方程式:超伝導のゼミナール 21-1 磁場内におけるシュレーディンガーの方程式 21-2 確率の連続の方程式 21-3 2種類の運動量 21-4 波動関数の意味 21-5 超伝導 21-6 マイスナー効果 21-7 磁束の量子化 21-8 超伝導の力学 21-9 ジョセフソン接合 ファインマンの結びの言葉 演 習 演習回答
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