暴力(思考のフロンティア)
上野 成利 著
内容
目次
はじめに──ヤヌスとしての暴力 Ⅰ 暴力の政治学──戦争と政治をめぐる思考 第 1 章 生の政治と死の政治──近代国民国家と暴力 1 ホロコーストと死の政治 2 全体主義と近代国民国家 3 近代国民国家と生の政治 第 2 章 限定戦争と絶対戦争──主権国家体系と暴力 1 主権国家体系と限定戦争 2 帝国主義と領域性の変容 3 限定戦争から絶対戦争へ 第 3 章 脱領域化と再領域化──グローバル化と暴力 1 植民地主義と異種混淆化 2 グローバル化と脱領域化 3 再領域化と暴力の遍在化 Ⅱ 暴力の弁証法──暴力の臨界をめぐる思考 第 1 章 法の支配と法の暴力──秩序と暴力の弁証法 1 政治と暴力との絡みあい 2 秩序の起源としての暴力 3 回帰する暴力のアポリア 第 2 章 自己保存と自己融解──理性と暴力の弁証法 1 理性と暴力との絡みあい 2 ミメーシスと暴力の根源 3 ミメーシスと排除の暴力 第 3 章 敵対関係と闘技関係──友愛と敵対の弁証法 1 自己と他者との絡みあい 2 敵対関係に内在した政治 3 課題としての暴力批判論 Ⅲ 基本文献案内 あとがき
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