実存主義(岩波新書 青版 C-10)
松浪 信三郎 著
内容
目次
一 実存とは何か 実存主義という名称のはじまり 実存は本質にさきだつ 現実存在と本質存在 現実存在から実存へ 実存と現存在 要するに、実存とは何か? 二 実存主義の生成 実存主義の系譜 不安の時代 人間疎外の時代 考える葦──パスカル 躓きの哲学──キルケゴール 神は死んだ──ニーチェ 三 神をめざす実存主義 荒野に叫ぶ声──ドストエフスキーとシェストフ 亡命の実存主義──ベルジャーエフ 存在の哲学──ハイデッガー 人間はどんなありかたで存在するか 非本来性から本来性へ 実存から出発する哲学──ヤスペルス 超越へ向かう哲学 四 神にそむく実存主義 存在は神ではない──サルトル 人間は存在するのではない。人間は実存する 実存するとは、自由であるということである 自由の重荷 不在としての価値 自由と状況──アンガージュマン 自由と自由との相剋 自由の共同存在は可能であるか? 文献一覧 文献追補 あとがき 人名キーワード
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