ホーム > 商品詳細

日蓮~その生涯と思想~(講談社現代新書) 

久保田 正文  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \880(税込)         

発行年月 1985年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 208p
大きさ 18
ジャンル 和書/人文科学/宗教/仏教
ISBN 9784061155350
商品コード 0179000661
NDC分類 188.92
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0179000661

内容

日蓮が生きた貴族時代から武士団社会への過渡期は、強者が弱者をむさぼる混沌の時代であった。日蓮の目にそれは、末法の現われと映じ、末法であればこそ法華経に帰依し、武力に代わる仏法をもって、世の道理とせねばならぬと説いたのであった。本書は、法難の連続であった生涯を跡づけながら、その法華経への絶対帰依の思想を、現代との連関で明らかにしてゆく。宗教社会学者の手によって公平な場におかれ、なお魅力あふれる日蓮像がここにある。

日蓮の思想の系譜――日蓮の考え方を知るうえにおいて、心得ておかねばならぬことは、その思想の系譜に2つのものがあることである。1つは、古来外相承と呼ばれているものである。他の1つは、内相承と呼ばれているものである。外相承というのは、インドの釈尊、中国の天台、日本の伝教および日蓮という系譜であって、これを日蓮自身の言葉によれば、三国四師というのである。これに対して内相承というのは、釈尊から本化地涌の菩薩の上首、上行を媒介として、直ちに日蓮にいたるものである。事実日蓮は、佐渡へ流される前は天台沙門日蓮と称していた。佐渡に流されて以後は、本朝沙門日蓮と記すように変ってきている。――本書より

目次

カート

カートに商品は入っていません。