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ローマはなぜ滅んだか(講談社現代新書)

弓削 達  著

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価格 \990(税込)         

発行年月 1989年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 241p
大きさ 1811
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ヨーロッパ史
ISBN 9784061489684
商品コード 0193066157
NDC分類 232
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0193066157

内容

全世界から巨富を集め、繁栄の限りをつくしたローマ帝国。食卓をにぎわす珍鳥・珍魚、文学に、スポーツに進出する「自由な女」、文化となった愛欲――。「永遠」をうたわれた巨大文明の興亡の中に現代の超大国・日本の姿を透し見る。

ローマ人たちの胃――ローマ人は全世界からあらゆる珍味を集めたが、放恣に疲れ切った彼らの胃は、それを受容れることができなくなったのである。ローマ人は、「食べるために吐き、吐くために食べているのだ」というセネカの非難は、単に過食の贅沢に向けられたものではなかった。全世界からかき集められた富を、奢侈と浪費に蕩尽している不健康な悪徳に対する文明批判なのである。吐いた汚物は、便所か路傍の小便壺に捨てられるか、あるいは道端に投げ捨てられる。不正によってかき集められた富は、こうして無駄に浪費されてゆく。――本書より

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