アラブとイスラエル~パレスチナ問題の構図~(講談社現代新書)
高橋 和夫
著
発行年月 |
1992年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
234,4p |
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大きさ |
18 |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784061490857 |
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商品コード |
0193180421 |
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NDC分類 |
319.279 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0193180421 |
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内容
宿命の地=カナン(パレスチナ)を舞台にくり返された、長く根深い対立の歴史。流血の抗争はなぜ起こったのか? 宗教や民俗紛争、石油資源をめぐる思惑、難民問題など、複雑にもつれた中東問題を、国際政治のダイナミズムの中に位置づけ、解明する。
パレスチナ人とは?――パレスチナ人は、国を持たず、アラブ世界で常に差別されてきた。表面上はアラブの大義という看板の下で受け入れられても、内心ではけっして仲間うちとしては扱われてこなかった。またパレスチナ人は、国による保護を得られないため、個人の努力、そしてパレスチナ人同士の団結によって人生を切り開いてきた。ある国から追放されるようなことがあっても、命ある限りけっして奪われることのないものに投資してきた。つまり教育であった。
パレスチナ人の勉強熱心はアラブ社会では際立っている。パレスチナ人は、医者であり、作家であり、画家であり、弁護士であり、大学教員であり、ジャーナリストであり、研究者である。――本書より