ホーム > 商品詳細

メディチ家(講談社現代新書) 

森田 義之  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,320(税込)         

発行年月 1999年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 358p
大きさ 18
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784061494428
商品コード 0199020746
NDC分類 288.3
基本件名 メディチ家
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0199020746

内容

勃興期の謎、富と栄光の黄金時代、そして君主・教皇への道――ルネサンスを演出した名族500年の興亡!

メディチ家の紋章の由来――メディチの紋章(金地に数個の赤い球を配する)の由来については、2つの説がある。ひとつは、「メディチ」(Medici)の家名そのものが示すように、彼らの祖先は医師(単数medico/複数medici)ないし薬種商であり、赤い球は丸薬、あるいは吸い玉(血を吸いだすために用いる丸いガラス玉)を表しているという説である。
もうひとつは、メディチ家をフィレンツェ随一の大富豪にした当の職業、すなわち銀行業(両替商)にちなんで、貨幣、あるいは両替商の秤の分銅を表しているという説である。
家名の本来の意味を考えれば、医師・薬種商の出身で、丸薬を意匠化したと見るのが自然であるが、13世紀以降の医師・薬種商組合の史料にメディチの一族が登録していた形跡はない。
しかし、一方、貨幣ないし秤の分銅を意匠化したと考えることは、銀行組合(両替商組合)の紋章と比較すると疑問が生ずる。なぜなら、銀行組合の小円板のモティーフは明らかに貨幣を意匠化したものだが、そこでは小円板はコイン状の平板な形状を示しているのにたいし、メディチの紋章では、当初からヴォリユームゆたかな半球状の球(パツラ)が並べられているからだ。――本書より

目次

カート

カートに商品は入っていません。