物理講義(講談社学術文庫)
湯川 秀樹 著
内容
目次
0 開講にあたって 1 第1日 1.はじめに 2.素粒子の世界の奇妙さ 3.歴史から何を学ぶか 4.創造の原点に帰る 5.実在感のなかったニュートン像 6.ニュートンの物質観 7.創造の内的動機 8.ハイゼンベルクの“中心的秩序” 9.質点と剛体 10.角運動量の問題 11.ひずみと応力について 12.物理学は“思惟の経済”か? 13.遠隔力と近接力 14.マクスウェルによる解決 2 第2日 1.科学者分類学――孤立型 対話型 集団型 2.会議の効用 3.ニュートン力学における空間 4.ベクトルの歴史 5.空間の点に名前を付ける 6.見かけの力と本当の力 7.マッハの解釈 8.ニュートンの偉大さ 9.絶対空間をめぐって 10.“場”とは何か 11.相対論における場 12.特殊相対論による場の制約 13.ニュートン力学的因果律――ラプラスの魔 14.余話――ラプラスとその時代 15.特殊相対論の因果律 3 第3日 1.量子“論”と量子“力学” 2.波動ということ――エーテルから場へ 3.不確定性関係を導く二つの方式 4.物理学における認識 5.電子の拡散 6.古典的因果律からの転換 7.シュレーディンガーの猫 8.量子力学の完成――場の量子論 9.量子力学と特殊相対論 10.孤高の理論・一般相対論――一般共変性をめぐって 11.物理量と幾何学的量とのアイデンティフィケーション 12.入れ物(時空)と中身(物質) 13.一般相対論はミクロの世界と無関係か? 14.素粒子論――局所場と非局所場 15.差分的な考え方による可能性 16.余話――外界認識の連続性と不連続性 4 質疑応答 5 あとがき@###
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