方丈記(講談社学術文庫)
安良岡 康作 著
内容
目次
1 行く河の流れは絶えずして―人と栖(すみか)との無常― 2 予、ものの心を知れりしより―安元の大火― 3 また、治承四年卯月のころ―治承の辻風― 4 また、治承四年水無月のころ―福原への遷都― 5 また、養和のころとか、久しくなりて―養和の飢饉― 6 また、同じころかとよ、おびたたしく大地震なる事―元暦の地震― 7 すべて、世の中のありにくく―世の中に生活する悩み― 8 わが身、父方の祖母の家を伝へて―出家・遁世と方丈の庵― 9 いま、日野山の奥に跡を隠して後―日野山の草庵生活の種々相― 10 おほかた、この所に住み始めし時は―草庵生活の反省― 11 それ、三界は、ただ、心一つなり―草庵生活における閑居の気味― 12 そもそも、一期の月影傾きて―草庵生活の否定― 『方丈記』概説
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