脳の地図帳(人体スペシャル)
原 一之
著
発行年月 |
2005年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
134p |
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大きさ |
30 |
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ジャンル |
和書 |
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ISBN |
9784062610223 |
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商品コード |
0105002396 |
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NDC分類 |
491.371 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0105002396 |
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著者紹介
原 一之(著者):1940年生まれ。 東京医科歯科大学医学部卒業。1969年同大学医学部第3解剖専攻生、関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)第3内科(神経内科)勤務を経て、1972年より東京医科歯科大学医学部第3解剖文部教官助手、関東逓信病院神経内科研究員。1974年埼玉医科大学第2解剖非常勤講師、1975年医学博士(東京医科歯科大学)、埼玉医科大学第2解剖助教授。1987年東京証券業健康保険組合診療所嘱託、1993年同診療所所長、1996年名誉所長を経て、2006年より顧問。専門は神経解剖学、比較解剖学。著書に『脳解剖学』(萬年 甫との共著)などがある。
内容
《講談社 地図帳シリーズ》
【ヒトの脳は、なぜ巨大化し、複雑になったのか?】
脳の形態の変遷をみきわめれば、脳がもつ機能が自然にみえてくる
《本書のおもな内容》
【総論】
【下位脳】 脊髄/脳幹/小脳
【上位脳】 間脳/終脳
【脳室、髄膜、血管系】 脳室/脈絡叢/脳脊髄液/髄膜/血管系
【図譜でみる脳の内部】 脳幹の内部/間脳と終脳の内部
《なぜ神経解剖学の理解が大切か?》
神経学の診断はきわめて理論的である。ある意味で、
数字の計算や問題を解くのとよく似ているといえるであろう。
その神経学の診断の基礎となるのが、神経解剖学である。
脳と脊髄からなる中枢神経系は、種々のはたらきをもつ
中枢や脳に区分され、これらの明確な機能を果たす中枢間
には相互に連絡する線維路が形成される。特有な機能をもつ
中枢と、それが存在する場所、さらにここに出入りする神経線維
の経路(これを伝導路とよぶ)は、たとえていえば数学の公式や
定理に相当するといってもよいであろう。公式や定理なくして
正しい解答は導きだせないように、神経解剖学の理解なくして
正しい判断はくだせない。これはきわめて大切なことと理解して
いただけると思う。
(本文「総合案内」より)