内容
写真で見せる美術用語の解説と、薀蓄随筆
美術館を訪ねて作品に接するとき、また美術本を読む際に、よく出会う美術の世界の専門用語。それらの言葉を即座に理解することができたら、美術鑑賞がもっと味わい深いものになります。 「宝相華(ほうそうげ)」、「洲浜(すはま)」などのモチーフを表現することば。「野毛(のげ)」、「白描(はくびょう)」、「肥痩線(ひそうせん)」など、技法を表すことば。「異時同図(いじどうず)」、「葦手絵(あしでえ)」などの表現法を表すことば。また、「六曲一双(ろっきょくいっそう)」、「伝(でん)」、「折紙(おりがみ)・極(きわめ)」といった日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使って、博物館で働く著者の経験を踏まえ随筆形式で紹介します。巻末には、本文では補えないことばの小辞典付き。