内容
“現代の病”と呼ばれる,特異かつ多彩な一群の病理現象を,たんに原因の分析にとどまることなく,いかにして早期に診断の緒を見い出し,どのように対処すべきかを具体的にわかりやすく述べたもの。内科医,神経科医,小児科医,さらには教育学者,社会学者,ジャーナリストなど,第一線で活躍する気鋭の専門家が執筆にあたり,日常診療の指針を与える。一般内科医,保健婦,看護婦はもとより,医療業務に従事する方々の必読書。「学校」に起因する問題の根は深く,教育システムや制度,家族や社会のあり方ともかかわる。臨床家の視角から,児童・生徒・学生および教師などの病を通して,学校に関連して生起している様々な健康障害に光を当て問題解決の方法を探りながら学校をめぐる病理を指摘して世に問う。