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中世王朝物語全集<10> しのびね 

大槻 修他, 片岡 利博  著

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価格 \4,840(税込)         

発行年月 1999年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 277p
大きさ 22
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784305400901
商品コード 0199048823
NDC分類 913.41
基本件名 物語文学
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0199048823

内容

しのびね(しのびね)大槻修 田淵福子[校訂・訳注]

名門の貴公子・四位の少将は、
嵯峨野で出会った美しい姫君と契り、若君を儲ける。
しかし、少将の父内大臣は、時の権力者・左大臣の娘と
男君を結婚させ、若君も引き取る。
女君は男君の心変わりと誤解し、知人宅に身を寄せ、
やがて帝の目に止まる。絶望した男君は出家するが、
女君は栄達への道を上ってゆく。
悲恋を乗り越えて幸福をつかむ新しい女性像が描かれる。

しら露(しらつゆ)片岡利博[校訂・訳注]

時の教養人中納言の子息・侍従の君は
按察使大納言の娘・白露と情を交わし合っていたが、
実の妹と勘違いして通わなくなってしまう。
男の不実を悲嘆した白露は志賀の里に身を隠す。
やがて間違いに気づいた侍従は、懸命に白露を捜し、
比叡山に登った帰途、偶然再会を果たし、
やがて幸福な結婚生活を送る。
シンプルにして妖艶な佳作の初の注釈書。

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