内容
本書は、素数2、3、5、7、11、 … が所有しているいろいろな特性を理解するための入門書であると同時に、素数に関する種々の問題が現在どこまで解決、進展しているかを知る情報源でもあります。また、素数の魅力にとりつかれ その研究に情熱を傾けてきた数多くの先人達の努力の跡を読み取ることができます。現在も素数の神秘を解き明かすために、熾烈な挑戦と競争が繰り広げられており、新しいアイデアや記録が日々生まれつつあるのです。
本書の初版は、P. Ribenboim 氏の著書 “The Book of Prime Number Records ”と“The Little Book of Big Primes ”およびその仏語版を基にして、日本語版向けに編集しました。その後、初版に記載されている素数に関する種々の記録は多くの研究者により塗り替えられています。そこで、この第2版ではWilfrid Keller 氏の全面的な協力を得て現時点での最新情報を掲載しています。