内容

目次

第1章　はじめに 1.1 NMRイメージングとは 1.2 医学診断用MRIの歴史 　　1.2.1 MRI前史 　　1.2.2 1970年代におけるイメージング法の確立 　　1.2.3 1980年代以降における実用化とめざましい発展 1.3 科学技術・産業分野における応用 1.4 本書の構成 第2章　NMRの原理と基本的計測法 2.1 核スピンと核磁化 2.2 核磁化の歳差運動 2.3 核磁化の励起と回転座標系 2.4 FIDとスピンエコー 2.5 核磁気緩和 2.6 緩和時間の測定法 2.7 化学シフト 2.8 核スピン間の相互作用 2.9 パルスNMR装置の構成 第3章　NMRイメージングの基礎 3.1 静磁場 3.2 線形勾配磁場 3.3 核磁化分布の投影像 3.4 フーリエイメージング 3.5 投影データからの画像再構成 第4章　基本的イメージング法 4.1 選択照射法 　　4.1.1 選択照射法の基本的アイデアとその困難 　　4.1.2高周波パルスと反転磁場勾配の組み合わせ 4.2 勾配エコー 4.3 勾配エコーを用いた二次元イメージング 4.4 スピンエコーを用いた二次元イメージング 4.5 マルチスライス法 4.6 三次元イメージング 4.7 データ収集法と画像の基本的性質 4.8 画像のフーリエ成分：k空間の性質 第5章　MRI装置 5.1 システムの構成 5.2 磁石，勾配コイル，RFコイル 　　5.2.1 磁石 　　5.2.2 勾配コイル 　　5.2.3 RFコイル 5.3 送受信系 　　5.3.1 高周波信号発生器 　　5.3.2 ダブルバランスドミクサー 　　5.3.3 変調器 　　5.3.4 送信機 　　5.3.5 プローブ同調回路 　　5.3.6 プローブと送受信器の接続 　　5.3.7 プリアンプ 　　5.3.8 検波器 5.4 制御・計算処理系 　　5.4.1 計算機 　　5.4.2 パルスプログラマ 　　5.4.3 AD変換器 　　5.4.4 PC上に構築したMRIシステム 第6章　高速イメージング法 6.1 はじめに 　　6.1.1 高速イメージングとは 　　6.1.2 高速化のアプローチ 6.2 高速勾配エコー法 　　6.2.1 高速勾配エコー法とは 　　6.2.2 TRが短いときのNMR信号 　　6.2.3横磁化のコヒーレンスを抑制した方法 　　6.2.4 横磁化のコヒーレンスを活かした方法 　　6.2.5 高速勾配エコー法の実験的な比較 6.3 エコープラナーイメージング 6.4 高速スピンエコー法 6.5 高速イメージング法の比較 6.6 その他の高速イメージング 　　6.6.1 スパイラルスキャン 　　6.6.2 バーストイメージング 第7章　さまざまなイメージング法 7.1 MRマイクロスコピー 　　7.1.1 MRマイクロスコピーとは 　　7.1.2 空間分解能を決定する要素 　　7.1.3 MRマイクロスコピーの撮像手法と撮像例 7.2 流れのイメージング 　　7.2.1 振幅法 　　7.2.2 位相法 7.3 拡散イメージング 　　7.3.1 拡散現象の基礎 　　7.3.2 拡散イメージング（等方性拡散） 　　7.3.3 拡散テンソルイメージング（異方性拡散） 7.4 固体のイメージング 7.5 気体のイメージング 第8章　MRIにおける基礎的研究手法 8.1 静磁場分布の計測法 8.2 磁場勾配の時定数の計測法 8.3 高周波磁場分布の計測法 8.4 三次元データの可視化法 参考書 引用文献 索引