電子と生命~新しいバイオエナジェティックスの展開~(シリーズ・ニューバイオフィジックス)
垣谷 俊昭,
三室 守
編
発行年月 |
2000年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
180p |
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大きさ |
22 |
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ジャンル |
和書 |
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ISBN |
9784320055407 |
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商品コード |
0100044635 |
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NDC分類 |
464.9 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0100044635 |
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内容
古い時代の生体エネルギー変換の研究では、能動輸送するプロトンと高エネルギー分子ATPが主役であった。
しかし近年、生体エネルギー変換の中核をなす光合成アンテナ系・反応中心、チトクロムbc1複合体、チトクロムc酸化酵素などの巨大膜タンパク質の構造が明らかにされ、さらに各種最先端分光技術・遺伝子操作技術を駆使した実験的研究および理論的研究によって正確な電子の流れの様子がかなり精密にわかってきた。
その結果、生体エネルギー変換を支えているのはプロトンではなく、電子の運動であることが広く認識されるようになった。
電子やプロトンの運動をもとに生体エネルギー変換の仕組みにせまる本巻の内容は生物物理学的研究の一つの典型として捉えることができるであろう。