細胞のかたちと運動(シリーズ・ニューバイオフィジックス)
宝谷 紘一,
神谷 律
著
発行年月 |
2000年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
180p |
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大きさ |
22 |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/細胞学 |
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ISBN |
9784320055445 |
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商品コード |
0100070274 |
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NDC分類 |
463 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0100070274 |
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内容
生体は停止することのない非常に動的なシステムである。また、その形が機能と密接に関連しているシステムでもある。これらの特性は分子から細胞、個体、生態系に至るすべてのレベルでつらぬかれている。
現在、生物学はポストゲノム時代に向けて、プロテオーム(個体を構成するタンパク質の1セット)解析をめざした戦略がねられている。その際、生命現象の本質的理解のためには、構成要素間の反応経路の解析だけでは不十分なことは明らかである。つまり、細胞内には多種類の異なった機能をもつ膜小胞や超分子システムがあり、それらは変形、分裂、融合、移動してこそ機能を存分に発揮出来るのである。したがって、これらの細胞内器官を輸送し、空間的に配置する細胞骨格のネットワークが生命活動に必須である。また、このネットワークは細胞全体の形をコントロールすることによってシステム全体の効率を最適化し、細胞が好ましい環境に移動する運動を可能にするものでもある。細胞骨格ネットワークこそが、生物を生物たらしめているものといっても過言ではない。
本書では、生きものの単位ユニットである細胞のレベルに焦点をしぼり、その三次元的形態の構築と動きのメカニズムに関する最新の研究を紹介する。