著者紹介

内容

目次

★主な目次第１部　文化史から読み解くモーツァルト　作曲する時間よりも演奏時間の方が長い作曲家—理論音楽学によるモーツァルト像の再検討（網野公一）【コラム】モーツァルトとドイツ人（梶井龍太郎）一九世紀的価値判断の彼岸—モーツァルトのオペラ再考（今谷和徳）【コラム】モーツァルトが聞いた悲鳴（藤澤眞理）モーツァルトは誰のものか？—《レクイエム》の間テクスト性（近藤周吾）【コラム】プレジャー・ガーデン（吉江秀和）モーツァルトと建築—ロココとフリーメーソンの残響（五十嵐太郎）■鼎談　モーツァルトの時代と音楽　Ⅰ—●●●●●●（鈴木敬介・鈴木秀美・今谷和徳）　第２部　モーツァルト演奏の時代考証　オペラ作品にみる「感情表現」—レポレッロ歌いの《ドン・ジョヴァンニ》メモ（藤澤眞理）【コラム】《ドン・ジョヴァンニ》の思い出（渡邉まさひこ）モーツァルトのピアノ協奏曲—「協奏曲」と「コンサート」を考える（三國正樹）【コラム】わが師ハンス・カンのモーツァルト（上田　桂）「国民芸術運動」とオペラ創作—モーツァルトのジングシュピール（梶井龍太郎）■鼎談　モーツァルトの時代と音楽　Ⅱ—偶像・社会経済・日本（鈴木敬介・鈴木秀美・今谷和徳）　第３部　変容するモーツァルト像　モーツァルト・日本人・小林秀雄—●●●●●●（渡邊まさひこ）【コラム】トランス・ポジション（近藤周吾）一八世紀末ロンドンのモーツァルト受容—招聘推進計画期における位置づけ（吉江秀和）【コラム】変遷・再評価・復活（網野公一）モーツァルトと戦争—トルコと行進曲（上尾信也）　巻末資料　モーツァルト関連年表モーツァルト人物相関地図