内容
【まえがきより】…構音訓練は構音の誤りを聴覚的に認知させ、正しい音を産生させなければならない。音の産生は音、音節、単語、短文、日常会話ヘと系統的に進めていくが、習得した音をさまざまな単語の中で産生できるようにする単語での訓練と、日常会話で使いこなすための橋渡しである短文の訓練はきわめて重要な段階である。これらの段階では、訓練の段階や訓練対象者に応じてドリル用の単語や短文が使用される。しかしながら、構音訓練に携わっている言語臨床家であれば誰でも経験することであるが、即座に適切な単語や短文が想起できなかったり、もっと豊富な練習用の単語や短文が欲しいと思うことがある。そうした時に助けとなるのがドリル用の単語や短文のハンドブックである。…幼児も読めるように、また目標音を捉えやすいように、語、文ともに原則としてひらがな、カタカナで表し、漢字の使用は最小限にしました。多忙な臨床を助けるドリルブックをぜひご活用ください。