内容

目次

はじめに <b>I　封建日本における西洋医学の先駆者たち</b> 序 <b>第一章　蘭学以前の医学</b> 1　日本固有の医学 2　中国医学の影響 3　ポルトガル、スペインの医師たち <b>第二章　初期の出島</b> 1　出島の生活 2　出島の医師と日本人通詞たち 3　ウィレム・テン・ライネ 4　エンゲルベルト・ケンペル <b>第三章　西洋医学の導入</b> 1　鎖国政策の変化 2　解剖の歴史 3　「解体新書」の刊行 4　トゥーンベリ <b>第四章　西洋医学の開花</b> 1　大槻玄沢とその弟子たち 2　蘭和辞典の出版 3　フォン・シーボルト—日本を愛し続けた生涯 　　来日まで 　　出島のシーボルト 　　江戸参府旅行 　　幽閉、そして国外追放へ 4　シーボルトの弟子たち 5　追放後のシーボルト <b>第五章　西洋医学の隆興</b> 1　蘭学の興隆 2　緒方洪庵と適塾 3　シーボルトの再来日への執念 4　シーボルト再び日本へ <b>第六章　西洋医学の公的採用—ポンペの業績</b> 1　来日まで 2　長崎の医学校と病院の創設 3　帰国 4　西洋医学の公的採用 5　結語 <b>II　近代日本における西洋医学の先駆者たち</b> 序 <b>第一章　歴史的背景—江戸時代における西洋医学の影響</b> 1　徳川幕府の支配体制 2　西洋医学の影響—出島の蘭館医たち 3　蘭学の興隆 <b>第二章　種痘の普及と日本の医療の西洋への紹介</b> 1　江戸時代末期の生活と医療—モーニケの報告 2　天然痘の流行と種痘の普及 <b>第三章　工業技術教育と本格的医学教育の整備</b> 1　ブルークの工業技術教育 2　本格的西洋医学教育（長崎医学校）—ポンペと松本良順 3　ボードゥインとハラマタ <b>第四章　イギリス医学の影響—ウィリスの貢献</b> 1　日本の開国と英国の進出 2　英国公使館医ウィリス、戦陣医療で活躍 3　医学書の責任者に 4　ドイツ医学の採用とフルベッキ 5　鹿児島医学校へ <b>第五章　ドイツ医学の採用</b> 1　ベルリン大学医学部とその教育陣 2　ドイツの進出とお雇い外国人 3　ドイツ式医学教育の開始—ミュラーとホフマン 　　開成所のミュラーとホフマン 　　カリキュラムと学生の生活 　　ドイツ東亜科学・民俗学協会の創設 4　シュルツェとヴェルニヒ <b>第六章　医学教育（帝国大学医学部）の充実—ベルツを中心に</b> 1　ベルツの生い立ちと日本での生活 2　その他の新任教授 3　細菌学の進歩と緒方・北里の確執 4　ベルツの活動 5　聖路加国際病院—スクリバとトイスラー 6　帰国後のベルツ <b>第七章　その他の外国人医師</b> 1　アンダーソン 2　シモンズ 3　ヘボン 　　聖書の翻訳 4　ベリー 5　新島、リチャーズと看護教育 6　エルドリッジ 7　その他の医師 <b>第八章　結語—東と西が出会う時</b> 付録　オランダ国王ウィレム二世と日本国将軍との往復書簡（1988年） 年表　日本における西洋医学の導入と発展 原著者紹介 訳者あとがき 注 索引