内容

目次

<b>序にかえて−環境問題への問いかけ</b>　　　川村晃生 一　環境問題と大学 二　自然科学と環境 三　社会科学と環境 四　人文科学と環境 生物学から <b>生きていることと環境と</b>　　　中島陽子 一　なぜ「環境」が問題となるのか−生物学からの考察 二　生態系 三　命の賑わい 　A　生物多様性 　B　生き物の数（Carrying capacity 環境収容力） 物理学から <b>エントロピー論入門−物理学から環境を考える</b>　　　藤田祐幸 一　「熱学」と「力学」の世界 二　生産システム 三　生命系とエントロピー 四　重力場における生態系 五　江戸の社会経済システムの再評価 六　狭義の経済学と広義の経済学 法律から <b>環境問題に法律学はどう取り組むか</b>　　　藤原淳一郎 一　はじめに 二　国内産業公害への法的アプローチ 三　都市公害への法的アプローチ 四　化学物質への法的アプローチ 五　地球環境への法的アプローチ 六　むすび 政治学から <b>アメリカ政治における環境保護</b>　　　久保文明 一　はじめに 二　強力な運動の存在 三　運動の活動様式 四　強力な対抗勢力 五　おわりに 経済学から <b>廃棄物問題−身近な環境問題</b>　　　細田衛士 一　はじめに 二　歴史的な視点から 三　現代の廃棄物問題 四　廃棄物の処理とリサイクル 五　大学の廃棄物問題 六　おわりに 社会学から <b>人口、資源、環境のトリレンマと社会学的視座</b>　　　平野敏政 一　地球環境問題の構図 二　環境問題へのアプローチ 三　環境問題と社会学 四　環境問題と人口問題 倫理学から <b>地球環境問題と倫理学</b>　　　樽井　正義 一　環境倫理学の課題 二　基本的人権から世代間倫理へ 三　人間中心主義から脱中心へ 四　個人から共同体へ 国文学から <b>＜もうひとつの知＞のゆくえ−鏡花文学を視座として</b>　　　松村友視 一　背景としての「近代」 二　反転する視線 三　「生きた自然」へのまなざし 四　結び合わせる知 独文学から <b>文化の記憶−自然と文学</b>　　　柴田陽弘 一　世界文学と森 二　トポスとしての「森」 三　文学の森、失われた森 著者の薦める書 あとがき