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目次

第一章　グローバル・ガバナンスと国連─事務局の役割を中心に　中央大学経済学部教授　内田　孟男１．グローバリゼーション２．グローバル・ガバナンス３．ガバナンスにおける国連４．国連事務総長とガバナンス第二章　グローバル・ガバナンスの構想と批判　中央大学大学院法学研究科博士後期課程　中井　愛子はじめに─グローバル・ガバナンスをめぐる理論的争点１．グローバル・ガバナンスの着想２．ガバナンス・システムとしてのレジーム３．グローバル・デモクラシーの構想─地域主義とコスモポリタニズム４．オルタナティブ・グローバリズムおわりに─理論の射程と残された課題第三章　〈帝国〉とグローバル・ガバナンス─グローバルな政体構成と民主主義　中央大学法学部教授　川原　彰はじめに─「逆・全体主義」としてのアメリカ」１．ウォーリンのアメリカ論と「政体構成的権力」２．アレントのアメリカ革命論と「マルチチュド」３．ハート＆ネグリの〈帝国〉論とネットワーク的権力４．〈帝国〉的権威のグローバルな政体構成とマルチチュード　おわりに─〈帝国〉とグローバル・ガバナンス第四章　行動的非暴力と市民防衛論─「グローバリゼーション」と草の根の危機　中央大学大学院法学研究科博士後期課程　モナ・マイヤー　オオヤ１．アイデンティティの思考と「グローバリゼーション」の定義　２．危機性にみちるグローバル「超領域性」、自己アイデンティティの認識と「美」３．グローバルにおける超領域性の望む草の根運動の人たちは何を必要とするか４．方法論から実践論─市民防衛としての草の根運動の必要性５．グローバルか、ローカルか─潜在主権と領域の左袒第五章　国際ゲーミング・シミュレーションの考え方─その歴史と構造を中心にして　放送大学教養学部非常勤講師　近藤　敦１．国際政治ゲーミング・シミュレーションの研究と流れ　─アメリカを中心として２．国際政治ゲーミング・シミュレーションの構造　─デュークの議論をてがかりとしておわりに─「未来を語る言語」としての国際政治ゲーミング・シミュレーションに向けて第六章　ＥＵの環境政策課程─リージョナル・ガバナンスの制度的枠組　中央大学法学部教授　星野　智１．ＥＵの環境政策の歴史的展開２．環境政策の制度的側面３．環境政策の法的手段４．政策課程第七章　環境保全型農業─パラグアイの大豆不耕起栽培　中央大学名誉教授　吉沢　四郎１．イグアス（Ｙｇｕａｚｕ）移住地とパラグアイ農業総合試験場（ＣＥＴＡＰＡＲ）２．イグアス移住地における日系農民の挑戦　─深見明伸氏の実践３．不耕起栽培の成果と影響第八章　地域紛争とグローバル・ガバナンス─二〇〇二年印パ危機と国際社会の対応　中央大学法学部兼任講師　伊藤　融１．印パ緊張の背景２．印パの主張と行動３．国際社会の見方と対応第九章　共和国・多文化主義・クレオール　─クレオールの政治哲学エスキス　中央大学文学部教授　三浦信孝はじめに─　クレオール受容への四つの問い１．加藤周一の「雑種文化論」とクレオール２．「クレオールの条件」３．「文化的多様性」の三モデル４．共和主義による多文化主義批判５．クレオールの思想的射程第十章　地球時代とその教育─平和・人権・共生の担い手を　─「国際平和の諸条件（Ⅱ）」プロジェクト研究会（二〇〇〇年四月二八日）報告録─　元中央大学文学部教授・東京大学名誉教授　堀尾　輝久