内容
■日本大腸肛門病学会の指導的会員として、永く専門分野の第一線で活躍中の執筆陣により、その豊富な経験に裏づけされた最新知識や、実地医家が必ずおさえておかなければならない標準的知識を詳細に提供.■肛門疾患の基本的な事柄から、診察・検査・治療に至るまで綿密な解説を加えた.特に検査については内視鏡検査をはじめとする4つの検査法を取り上げ、検査の手順、診断・検査のコツと注意点、各疾患の特徴など、詳しい記述がなされる.■本書の約半分は治療の解説に費やされ、主な肛門・直腸病変である痔核、痔瘻、排便障害や術後後遺症、クローン病などを中心に、実地医家が日常臨床の場で直面する病変の実際、また治療にあたって必要不可欠な知識が、図表を随時挿入しながら具体的、実用的かつ論理的に述べられている.