著者紹介
ジョン・ヒック(著者):1922年、英国スカーボロに生まれる。エディンバラとオックスフォードで哲学を、ケンブリッジのウェストミンスター神学院で神学を修めた。米国のコーネル、プリンストン、クレアモント、英国のケンブリッジ、バーミンガムの諸大学で教職を歴任。1986-87には栄誉ある英国ギフォード講座を担当。1991年には宗教思想に新分野を開拓した功により米国グレウィマイヤー賞を受賞。宗教多元主義の唱道者として世界に名を成した。遠藤周作は晩年の小説『深い河』の創作上、ヒックの宗教思想から深い影響を受けた。 著書 『宗教の哲学』(間瀬・稲垣訳、勁草書房) 『宗教がつくる虹―宗教多元主義と現代』(間瀬訳、岩波書店)、『宗教多元主義への道―メタファーとして読む神の受肉』(間瀬・本多訳、玉川大学出版部)、『ジョン・ヒック自伝―宗教多元主義の実践と創造』(間瀬訳、トランスビュー) (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
間瀬 啓允(翻訳):1938年、愛知県半田市に生まれる。慶應義塾大学文学部、同大学院修士・博士課程を修了。専攻は哲学・宗教哲学。1974―75年、英国留学の機会を得てジョン・ヒックに直接師事、わが国にヒックを紹介した。現在、慶應義塾大学名誉教授、東北公益文科大学教授。 著書 『エコフィロソフィ提唱』(法藏館)、『現代の宗教哲学』(勁草書房)、『エコロジーと宗教』(岩波書店)ほか共著多数。 訳書 上記ヒックの著書のほかに、スコリモフスキー『エコフィロソフィ』(法藏館)、パスモア『自然に対する人間の責任』(岩波書店)など多数。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)