問い直す差別の歴史~ヨーロッパ・朝鮮賤民の世界~(プロブレムQ&A)
小松 克己
著
発行年月 |
2005年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
196p |
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大きさ |
21 |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団 |
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ISBN |
9784846105167 |
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商品コード |
0105096628 |
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NDC分類 |
361.8 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0105096628 |
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著者紹介
小松 克己(著者):1951年・秋田県生まれ。埼玉県・高校教員。歴史教育者として、部落、朝鮮・韓国、沖縄、アイヌ、地域史に問題関心をもちつつ、今日にいたる。現在、高校日本史教科書の編集・執筆にたずさわり、暗記中心型歴史学習から、認識を新たにしていく探求型歴史学習を模索している。本書では、人権感覚を問いつつ、「洋の東西を問わず、歴史のなかの賤民(被差別民)は、どういう存在であったか」を追い求め考えてみた。主要著書に『入間市史通史編』(共著・入間市、1994年)、『部落問題読本』(明石書店、1994年)、『どう超えるのか?部落差別』(塩見鮮一郎さんとの共著・緑風出版、1996年)、『高校日本史B』(共著・実教出版、2004年)などがある。
内容
中世ヨーロッパでは、職業による差別があり、看守・森番・皮剥ぎ・家畜去勢人・楽師・遍歴芸人が差別 の対象とされ、また、非キリスト教のユダヤ人・ロマ民族などが賤視されていた。また、朝鮮でも、「白丁」と呼ばれる人々が、日本の「部落民」同様に差別 を受け、賤視されていた。だが、近代化の過程で、人権意識がめばえると、人間の尊厳と解放を求め、様々な運動もまた展開されてきた。
本書は、人権感覚を問いつつ「洋の東西を問わず、歴史のなかの賤民(被差別民)は、どういう存在であったか」を追い求め、差別とは何かを考えてみた。