日本語の節・文の連接とモダリティ
角田 三枝 著
内容
目次
■第1章 本書のねらい、構成、意義 ■第2章 節の連接とモダリティ 2. 1 この章のねらい、構成、意義 2. 2 先行研究 2. 2. 1 一般言語学における先行研究 2. 2. 2 日本語研究における先行研究 2. 3 節の連接における本論の提案とその分析 2. 3. 1 五つのレベル 2. 3. 2 中右の三つの「領域」およびSweetserの三つのdomainsと本論との比較 2. 3. 3 従属節の述部の構造とモダリティの関係 2. 4 本論で扱う接続表現について 2. 5 従属節と主節の連接における制限 2. 6 原因・理由を表す接続表現 2. 6. 1 タメ(ニ) 2. 6. 2 ノデ 2. 6. 3 カラ 2. 7 逆接を表す接続表現 2. 7. 1 ナガラ 2. 7. 2 ニモカカワラズ 2. 7. 3 ノニ 2. 7. 4 ガ・ケレド 2. 8 条件を表す接続表現 2. 8. 1 ト 2. 8. 2 バ 2. 8. 3 タラ 2. 8. 4 ナラ 2. 8. 5 仮定か前提かによる細かい使い分け 2. 9 従属節の述部の形態 2. 10 まとめ ■第3章 ノダの思考プロセス 3. 1 ねらい 3. 2 先行研究 3. 3 ノダの思考プロセス 3. 4 ノダのサイクルの実現 3. 4. 1 物体の認識 3. 4. 2 現象の認識 3. 4. 3 言語の認識 3. 4. 4 判断内容に基づくさらなる判断 3. 4. 5 ノダのサイクルのまとめ 3. 4. 6 プロトタイプ 3. 4. 7 小説の中などで:参加者の重層性 3. 5 ノダのサイクルとノダの用法――先行研究との比較 3. 5. 1 先行研究の検討:益岡(2001b)の分類 3. 5. 2 先行研究の検討:奥田(1990)の分類 3. 5. 3 ノダを単独で用いる場合 3. 5. 3. 1 「これでいいのだ!」 3. 5. 3. 2 思い出しのノダ 3. 5. 3. 3 「現象描写文」との違い 3. 5. 4 感情表現について 3. 5. 5 談話の中で、ノダが突然出てくるように見える現象 3. 5. 6 ノダが従属節に現れる用法――カラとノダカラ 3. 5. 7 郵便局に行くんですか 3. 5. 8 先行研究との比較のまとめ 3. 6 談話レベルの用法――ノダの思考プロセスのメタファー 3. 7 名詞+ダあるいは名詞+ナノダ 3. 8 ノダ文を使いにくい場合 3. 9 一般言語学的な意義―文法研究方法への提案 3. 10 結論 ■第4章 ワケダ、ワケデハナイ 4. 1 ねらい 4. 2 先行研究 4. 3 本論の考えと分析 4. 4 ワケダの環およびワケダとノダの射程の幅 4. 4. 1 ワケダの二つのタイプとノダの関係 4. 4. 2 引用形を含むかどうか 4. 5 ワケナノダ 4. 6 メタファー用法:納得、驚きを表す用法 4. 7 談話的効果のまとめ 4. 8 推論を含むかどうか 4. 9 結論 ■第5章 節の連接と思考プロセス 5. 1 はじめに 5. 2 「事態間レベル」:ノデとカラ 5. 2. 1 「事態間レベル」:ノデを用いる場合 5. 2. 2 「事態間レベル」:カラを用いる場合 5. 2. 3 「事態間レベル」:ノデとカラとノダの思考プロセス 5. 3 IV「判断の根拠」:カラとノダカラ 5. 3. 1 IV「判断の根拠」:カラを用いる場合 5. 3. 2 IV「判断の根拠」:ノダカラを用いる場合 5. 3. 2. 1 話者の直前の判断を表すノダカラ 5. 3. 2. 2 話者の強い確信を表すノダカラ 5. 3. 2. 3 統語的なノダカラ 5. 3. 3 IV「判断の根拠」:カラとノダカラとノダのサイクル 5. 4 V「発話行為の前提」:カラとノダカラ 5. 4. 1 独自のモダリティを表すノダカラ 5. 4. 2 ノダカラ節の独立性とモダリティ 5. 4. 2. 1 「ノダカラ文。主文。」 5. 4. 2. 2 「カラ文。主文。」 5. 4. 2. 3 「ノダカラ節、主節。」 5. 4. 2. 4 「カラ節、主節。」 5. 5 結論 ■第6章 結論と今後の展望 注 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 引用文献 索引
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