著者紹介
ジョン・ホークス(著者):John Hawkes(1925-98) アメリカにおいて戦後に出現した実験的な作家の中でも、ジョン・バースや、トマス・ピンチョンと並んでもっとも急進的と言える作家ジョン・ホークス。現代人の深層心理の探求と、日常性から解放された言語による心象世界の構築を目指す作風は、後につづく多くの若い作家たちの心をとらえ、“Writer’s Writer”(「作家好みの作家」)として賛辞を受けている。内なる他者の抑圧とその反動という主題を追求し、精力的に執筆活動を続け、1996年には最新作“The Frog”が刊行されている。1998年5月14日没。邦訳に『人食い ジョン・ホークス作品集1』(飛田茂雄訳、彩流社 、1997年)『罠 ライム・トゥイッグ ジョン・ホークス作品集2』(田中啓史訳、彩流社、1997年)『ブラッド・オレンジ ジョン・ホークス作品集3』(迫 光訳、彩流社、2001年)『激突 ジョン・ホークス作品集4』(飛田茂雄訳、彩流社、1997年)『死、眠り、そして旅人 ジョン・ホークス作品集5 』(柴田裕之訳、彩流社、1998年)『幻想展覧会〔Ⅰ〕 ニュー・ゴシック短篇集 The New…