著者紹介

内容

目次

新版への序文　アーサー・Ｍ・シュレジンジャー・ジュニア　１新版へのまえがき　５まえがき　９第一章　困惑の時代におけるニーバーの知恵１７第二章　父親の牧師から自動車工業都市へ２９ゲスタフ・ニーバーとドイツ、敬虔主義の遺産　２９エルムハースト、イーデン、イェール　３４べセル教会牧師−前期　４５ヨーロッパとデトロイトの困難な状況　５０べセル教会牧師−後期　５９第三章　キリスト教現実主義に基づく社会倫理を目ざして　６９ユニオン神学大学院と世界　６９恐慌のただ中での正義の探求　８３神学的文脈における倫理　９５分裂した時代の信仰と政治　９９「ライニーの家でビールが振舞われるとき」　１１３第四章　代表作「人間の本性と運命」１１７ギルフォード講演　１１７人間の本性をめぐる古典主義と近代精神とキリスト教の見解　１２７ルネッサンス的価値観と宗教改革的洞察の統合　１３８偉大な著作の評価　１４９第五章　ナチスの脅威からヨーロッパを守る　１５６ミュンヘン会議からフランス敗北までの戦争の経過　１５６チャーチル時代における西ヨーロッパの大儀　１６０「戦いのなかに戦いの上に」１７４擁護された民主主義　１８７ローズヴェルトと戦争の終結　１９２第六章　戦後の政治と神学　２０１分裂されたヨーロッパ−ロシアと西側諸国　２０１教室で、また旅先で　２１２マーシャルプラン、イスラエル、アムステルダム　３２１トルーマンと封じ込め政策　２３４生と政治と神学的洞察　２４７アメリカの不安定な卓越性　２５８第七章　二十世紀半ばの世界とユニオン神学大学院　２６４アイゼンハワー時代の到来　２６４一九五〇年代のユニオン神学大学院　２７７核時代の不安定な平和　２８９第八章　キリスト教信仰と社会秩序　３０２技術社会における政治と文化　５０３西洋の遺産のヘブライ的起源とギリシャ的起源　３１５敬虔で世俗的な国家　３２０歴史の変遷における国家と帝国　３２８第九章　困難な時期における勧告と省察　３３６ケネディの業績　３３６黒人のアメリカ人にとっての遅ればせの正義　３５０変化しつつあるカトリック教会とプロテスタント教会　３５５人間存在の力学と謎　３６４東南アジアにおける舵取りと間違えた冒険　３６８一九六〇年代の世界　３７７「われわれのなかに預言者が」３８２第十章ニーバーの遺産　３８７補遺Ａ　ラインホールド・ニーバーの年譜　４０６補遺Ｂ　ランホールド・ニーバーの生涯と思想に関する文献の検討　４１０注記　４４４文献およびその他の資料　４２０付録　ニーバーの「冷静を求める祈り」その歴史・作者・文言をめぐって−　高橋義文　３００訳者あとがき　５２７事項索引　（ⅰ）聖句索引　（１５）人名索引　（１７）