内容
勘亭流文字の美しさは比類なく、今の時代を生きている。──ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)文楽愛好家が待ち望んでいた決定版資料本!■国立劇場・国立文楽劇場の公演プログラムをもとに文楽勘亭流の第一人者・北浦皓弌が書き下ろした勘亭流書体による全152の外題を掲載。■全152の外題については、角書(つのがき)、段名を網羅し、初演記録、あらすじ、見どころなどの解説を掲載。■国立劇場・国立文楽劇場の平成11年(1999)公演から平成26年(2014)公演まで、北浦皓弌が書いた「一枚番付」全120枚を再録。■文楽研究家・髙木浩志(たかぎ・ひろゆき)による番付の構造をめぐる論考「番付逍遙」、文楽勘亭流・北浦皓弌の仕事の流儀に迫るインタビュー「文字は生きている」を収録。■巻末には、段名から外題が引ける「段名索引」を収録。■造本設計に吟味を尽くした、座右の書にふさわしい愛蔵版。