World Englishes(Critical Concepts in Linguistics) H 2744 p. 05
内容
現在、英語はイギリスやアメリカ社会のみが占有する言語ではないということは広く認識されています。カリブ諸島やアフリカ、アジアなどの80以上の国々では、付加的な言語として使用され、スワヒリ語、ヒンズー語、フィリピン語のような公用語とは併用して幅広く使用されています。英語が伝統的に「外国語」と見なされてきた中国や日本でも、国際ビジネスや科学技術分野のエリートの間で急速に地位を確立しつつあります。現在、約10億の人々が英語を第2言語や外国語として話し、3億5千万人の人々が英語を第1言語として使用しています。
世界の英語研究にはこれまでの20年間に革命的な変化が起こっています。1980年以前には、英語が教えられているイギリスやアメリカ、その他多くの社会にとって、第一の目標はイギリスの「標準英語」でした。しかし、1980年代に世界の様々な英語を区別し分類することへの関心が増加し、ただひとつの英語 ‘English’ という考え方から、複数の英語 ‘Englishes’ へと変化しました。
本集成では、世界の英語に関する様々な学問上の伝統をカバーし、最新の理論的研究方法にも注意を向けます。学生や研究者が、この分野に関する主要な論文や理論にすぐアクセスすることができるよう編集されます。編者による書き下ろしの序文付き。言語学の研究者、および図書館に広くお勧めします。