アン・ソンギ~韓国「国民俳優」の肖像~
村山 俊夫 著
著者紹介
内容
目次
プロローグ―アン・ソンギとの出会い 凡 例 第一部 廃墟と軍靴の時代に―二回のデビュー― 1 戦火の跡に立つ「小さな俳優」 2 ベトナム語科の大学生 3 不遇な日々,そして映画界復帰へ アン・ソンギが語るあの頃 おーい,ソンギ! 映画見ていきなよ 第二部 抑圧の時代に―八〇年代ニューウェーブの旗手たちと― 4 非力な若者として―『風吹く良き日』(李長鎬監督作品) 5 権力を憎悪する殺し屋―『於宇同』(李長鎬監督作品) 6 もがき続ける求道僧―『曼荼羅』(林權澤監督作品) 7 眼の光で怪演する―『霧の村』(林權澤監督作品) 8 物乞いの大将になる―『鯨とり』(裵昶浩監督作品) 9 アメリカの虚像―『ディープ・ブルー・ナイト』(裵昶浩監督作品) アン・ソンギが語るあの頃 時代が私の顔を求めていたんです 第三部 民主化,転換の時代に―演技者の執念― 10 「最高のパートナー」に出会う―『チルスとマンス』(朴光洙監督作品) 11 歴史の痛みに光を当てる―『南部軍』(鄭智泳監督作品) 12 「新世代」監督との挑戦―『トゥーカップス』(康祐碩監督作品) アン・ソンギが語るあの頃 抑圧は去って,映画はビジネスとなった…… 第四部 危機の克服,二一世紀を迎えて 13 日本映画に主演する―『眠る男』(小栗康平監督作品) 14 「国民俳優」に訪れた危機 15 「輝ける脇役」の誕生―『MUSA―武士―』(金性洙監督作品) アン・ソンギが語るあの頃 夕張での日々が,家族にとって一番幸せな時でした 第五部 アン・ソンギに聞く 〈インタビュー〉韓国映画の進む道(二〇一〇・九・三収録) エピローグ―アン・ソンギとの対話を終えて アン・ソンギさんからのメッセージ 出演作品目録*filmo graphy 安聖基〈年譜〉
カート
カートに商品は入っていません。