著者紹介
ノーム・チョムスキー(著者):ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)
1928年,アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれる.学部生時代をペンシルベニア大学で送り,1951-55年は同大学大学院に籍を置きつつ,ハーバード大学のジュニアフェローを務める.1955年,ペンシルベニア大学より言語学の博士号(Ph.D.)を受ける.1955年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)に勤務し,現在は同大学を代表するインスティテュート・プロフェッサー,名誉教授.
生成文法理論の創始者かつ主導者として今なお理論言語学・認知科学の分野に多大な影響を与えつづける一方,1960年代から一貫して人間解放の闘いに全力で取り組んできた政治活動家としての顔ももつ.
福井 直樹(翻訳):福井直樹(ふくい なおき)
1986年,マサチューセッツ工科大学(MIT)にて言語学の博士号(Ph.D.)を取得.カリフォルニア大学アーバイン校言語学科教授を経て,現在,上智大学外国語学部教授.専門は認知科学,理論言語学.
編著書に,『自然科学としての言語学――生成文法とは何か』(大修館書店),『生成文法』(共著,言語の科学6,岩波書店),『シンタクスと意味――原田信一言語学論文選集』(編集,大修館書店),訳書に,チョムスキー『生成文法の企て』(共訳,岩波書店)などがある.