国際法の暴力を超えて
阿部 浩己 著
著者紹介
内容
目次
国際法への眼差し――序にかえて 1 国際法の誕生 2 戦争法規に見る「原罪」 3 普遍化と人間化の実相 4 よみがえる亡霊 5 「他者」と出会う意味 ◆第Ⅰ部 国際法の「原罪」としての暴力性 第一章 「人間」の終焉――国際法における〈再びの一九世紀〉 1 テロリズムという記号が動員されるとき 2 弛緩する拷問禁止規範――「非人間化」の力学 3 消し去られる「彼ら」,生き残る「私たち」 4 「北」に覆われる世界の風景――変容する自衛権,改変される人権法/制度 5 リベラリズムと一元化の力学 6 国際人権法の可能性 第二章 愚かしき暴力と,国際人権の物語 1 ヨーロッパの野蛮から 2 真理の体制 3 「不条理な苦痛」を生み出すもの 4 沈黙を招喚する ◆第Ⅱ部 招喚される他者――女性,第三世界,民衆,過去 第三章 ジェンダーの主流化/文明化の使命――国際法における〈女性〉の表象 1 真理の体制と国際法言説 2 〈女性〉の表象をたどる 3 主流化の深層 4 フェミニズム,国際法の使命 第四章 要塞の中の多民族共生/多文化主義――なぜ「過去」を眼差さなければならないのか 1 豊かさの暴力 2 非EUの創出 3 定住外国人の処遇 4 過去を眼差すこと 第五章 新しい人道主義の相貌――国内避難民問題の法と政治 1 国内避難民問題の創出 2 難民としての国内避難民 3 発生原因の封じ込め 4 二分法のレトリックとリアリティ おわりに 第六章 グローバル化と国際法――「人権戦略」の可能性 はじめに 1 トランスナショナル人権訴訟の広がり 2 米国法の正統化過程? 3 市民益の増進 4 民衆法廷 第七章 戦後責任と和解の模索――戦後補償裁判が映し出す地平 はじめに 1 国家中心思考と人間の位置 2 時空を超える正義の相貌―Intertemporal からTranstemporal へ 3 法廷の中の出来事 4 戦後補償裁判を超えて 海賊と,国際法の未来――終章 あとがき [初出一覧]
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