廖 天琪（著者）：廖 天琪(りょう てんき)
中国で生まれ台湾で育つ．台湾大学外文系卒業．1970年代にドイツの中国研究者 Helmut Martin 氏と結婚し，以後ドイツに定住．ハンブルク・アジア研究所研究員，ルール大学ボーフムの教員を経て，リチャードウィルヘルム翻訳研究センターにて中国文学のドイツ語翻訳に従事．2001-10年，ワシントンの労改基金会主任．2009年，独立中文筆会会長就任．
劉 霞（著者）：劉 霞(りゅう か)
1963年生．詩人，写真家，劉暁波夫人．『劉暁波劉霞詩選』(香港・夏菲爾国際出版公司，2000年)．
丸川 哲史（翻訳）：丸川哲史(まるかわ てつし)
1963年生．一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了，論文博士(学術)，明治大学政治経済学部准教授．中国・台湾文学専攻．『ポスト〈改革開放〉の中国』(作品社)，『台湾ナショナリズム――東アジア近代のアポリア』(講談社)，『魯迅と毛沢東――中国革命とモダニティ』(以文社)．
鈴木 将久（翻訳）：鈴木将久(すずき まさひさ)
1967年生．東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了，明治大学政治経済学部教授．中国近代文学専攻．『戦時上海』(共著・研文出版)，『アジア学への誘い』(共著・御茶の水書房)．
及川 淳子（翻訳）：及川淳子(おいかわ じゅんこ)
1972年生．日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了，博士(総合社会文化)，法政大学客員学術研究員．現代中国知識人研究．『中国ネット最前線――「情報統制」と「民主化」』(共著・蒼蒼社)．

「私には敵はいない。憎しみもない」 2010年のノーベル平和賞を受賞した劉暁波が、非暴力による自由・人権・民主・憲政への思いを綴る。天安門事件の後から、各雑誌・インターネット上で発表された文章を精選。