内容

目次

序　章　辛亥革命と日本 第Ⅰ部　辛亥革命勃発と日本の対応 第１章　革命勃発と日本外交――伊集院彦吉駐清公使の場合 　はじめに 　１．辛亥革命の展開 　２．日本政府の対応 　３．革命勃発直後の伊集院の対応 　４．官革休戦・講和交渉の前後 　５．第一次満蒙独立運動 　６．諸借款問題 　おわりに 第２章　日本陸軍の北清・満州出兵計画――軍事行動の衝動 　はじめに 　１．革命勃発直後における陸軍と伊集院の出兵要請 　２．京奉線保護のための出兵 　３．日英共同干渉に伴う出兵計画 　４．南満州情勢の緊迫化と師団派遣提案 　５．出兵断念と北京兵変後の交代兵派遣 　おわりに 第３章　参謀本部の対中工作――宇都宮太郎の活動 　はじめに 　１．辛亥革命の勃発と宇都宮太郎 　２．官革協商（南北講和）と宇都宮太郎 　３．満蒙への影響力扶植――革命後の対中政策 　４．朝鮮・中国旅行と「満蒙問題」解決の試み 　５．第二革命前後 　おわりに 　 第Ⅱ部　辛亥革命前後における駐屯軍の動向 第４章　清国駐屯軍と国際関係――1901～1914年 　はじめに 　１．北京最終議定書と北清における各国兵力の動向 　２．天津日本租界と深刻駐屯日本軍の成立 　３．辛亥革命と駐屯軍 　４．革命鎮静後の清国駐屯軍の減兵 　おわりに 第５章　支那駐屯軍・中支那派遣隊と国際政治――1911～1912年 　はじめに 　１．革命の勃発と漢口地方への日本陸軍・海軍の関心 　２．陸軍部隊の派遣 　３．中華民国政府による撤退提案と日本の対応 　４．第一次大戦期の支那駐屯軍について 　５．パリ講和会議とワシントン会議での議論 　６．中支那派遣隊の撤退と支那駐屯軍の減兵 　おわりに 　 第Ⅲ部　中国情勢の展開と日本の政局 第６章　辛亥革命と大正政変――政治変動の相互作用 　はじめに 　１．桂園体制の崩壊 　２．宇都宮の目から見た二個師団増設問題 　３．第一次山本内閣期の宇都宮太郎 　おわりに 第７章　立憲同志会における対外政策問題――大正政変から第一次世界大戦期 　はじめに 　１．第一次山本内閣期の立憲同志会と外交政策 　２．第二次大隈重信内閣の成立から大戦参戦 　３．対外硬派の動向 　おわりに 第８章　加藤高明と英米中三国関係――英米協調政策と中国 　はじめに――「加藤外交」と「幣原外交」 　１．日露戦争後から辛亥革命 　２．第一次世界大戦開戦前後 　３．加藤高明と「原外交」 　４．護憲三派内閣の成立と「加藤外交」 　おわりに 第９章　日中提携論者長島隆二の政界革新構想――アジア・モンロー主義の主張 　はじめに 　１．政治家としてのスタート――桂新党（立憲同志会） 　２．日中の経済的提携をめざして 　３．世界思想の変化への対応 　４．大正デモクラシーの潮流の中で 　５．日中戦争の中で 　おわりに 　おわりに 　人名索引