著者紹介
植木 雅俊(翻訳):植木雅俊(うえき まさとし)
仏教研究家(東方学院).1951年,長崎県生まれ.九州大学大学院理学研究科修士課程修了.東洋大学大学院文学研究科博士後期課程中退.86年に東洋哲学文化賞を受賞.91年から東方学院で中村元氏の下でインド思想・仏教思想論,サンスクリット語を学ぶ.学位請求論文「仏教におけるジェンダー平等の研究――『法華経』に至るインド仏教からの考察」でお茶の水女子大学から人文科学博士の学位を授与される(男性では初めて).『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下巻(岩波書店,2008年)で毎日出版文化賞を受賞.日本ペンクラブ会員,日本印度学仏教学会・比較思想学会会員.
著書に,『仏陀の国・インド探訪』(メディア・ルネッサンス,1994年),『男性原理と女性原理――仏教は性差別の宗教か?』(中外日報社,1996年),『仏教に学ぶ対話の精神』(中外日報社,1997年),『マザー・テレサと菩薩の精神』(中外日報社,1997年),『仏教のなかの男女観』(岩波書店,2004年),『釈尊と日蓮の女性観』(論創社,2005年)など.