著者紹介
リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー(著者):リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー
1920年生まれ.ベルリン,オックスフォード,ゲッティンゲンの各大学に学ぶ.在学中に第二次世界大戦でドイツ国防軍に従軍.戦後,復学ののち,実業界に入る.ドイツ福音派信徒大会で議長を務め,69年に連邦議会議員,81年には西ベルリン市長となる.84年から2期10年間,ドイツ連邦共和国大統領.在任中に宿望のドイツ統一が実現.日本では,ドイツ敗戦40周年記念演説(「荒れ野の40年」)で知られる.退任後も無党派の立場で発言を続けている.
永井 清彦(翻訳):永井 清彦(ナガイ キヨヒコ)
1935年生まれ.東京大学卒業後,朝日新聞社,ドイツ海外放送,タイム・ライフ社をへて,桃山学院大学・共立女子大学教授など.訳書に『ヴァイツゼッカー回想録』(98年),『シュミット外交回想録』(89年,いずれも岩波書店),『新版 荒れ野の40年』(2009年,岩波ブックレット),『言葉の力 ヴァイツゼッカー演説集』(2009年,岩波現代文庫)など,著書に『現代史ベルリン 増補』(90年,朝日選書)など.