内容
「平均」を探り出す数量調査。「極限」を抉り出す個別事例分析——対極をなす二つの手法の往還の中でのみ見える主題を追い続けてきた著者には、方法をめぐる独自の理論があった。見田社会学を支える方法論を示し、新たな世代のために社会学の多様性と可能性を拓く。収録作品:「越境する知」,「「社会」のコンセプトと基本のタイプ」,「自我・主体・アイデンティティー」,「時間と空間の社会学」,「価値意識の理論 骨格」,「社会意識研究の諸データ」,「数量的データと「質的」データ」,「「質的」データ分析の方法論的な諸問題」