四字熟語の中国史(岩波新書 新赤版 1352)
冨谷 至 著
内容
目次
「四つの漢字」という窓から 一 聖人を語った言葉──孔子と『論語』 1 温故知新──なぜ「温」が「たずねる」なのか 2 韋編三絶──書写材料の変遷 3 盗泉之水──「正名」それとも「潔癖」 4 糞土之牆──許されない「魯魚亥豕」 二 諸子百家の興宴──春秋戦国時代の思想 1 守株矛盾──韓非子の儒教批判 2 宋襄之仁──宋の人はなぜ笑われるのか 3 不射之射──我れ未だ木鶏たりえず 4 風林火山──信玄の旗印 三 太史公の歴史がたり──『史記』の世界 1 酒池肉林──「暴虐なる王」の背景 2 臥薪嘗胆──語り物と熟語の完成 3 四面楚歌──天命をまえに 4 曲学阿世──司馬遷が接した公孫弘 四 転換する時代と四字熟語──古代の終焉 1 乱世姦雄──曹操の墓をめぐって 2 親魏倭王──称号が語る日中交渉 3 天知神知、我知君知──賄賂はなぜ犯罪となるのか 4 蛍雪之功──読書人の世界 あとがき
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