ラジオのこちら側で(岩波新書 新赤版 1411)
ピーター・バラカン 著
内容
目次
はじめに 1 アン・イングリッシュマン・イン・トーキョー 1974~1979 一九七四年の就職/はるばる持ってきた二〇枚/未知の音楽との遭遇/どこでも聞こえてきた大工の音/日本人にうけないジャズ・ファンク/ブルーズ・ブーム/歌詞の聞き取りアルバイト/スティーヴィ・ワンダー全盛期/音楽業界の実態/トム・ペティという高いハードル/意外に成功したエルヴィス・コステロ/〈マスカレード〉/FEN、大相撲、歌謡曲/気になった日本のミュージシャン/ディスコ・ブーム/タテ社会はつらい/ポピュラー・ミュージックと時代背景/ボブ・ディラン/助っ人が主役?/音楽雑誌の全盛期/人生初のDJ仕事 1970~1979の10曲 2 DJからブロードキャスターへ 1980~1989 サウンド・コネクション~ロッカダムⅢ/一九八〇年一二月/選曲するということ/ジョン・ピールとチャーリー・ギレット/YMOとヨロシタ・ミュージック/テクノ・ブーム/「東洋的」なもののパロディ/日本の音楽を海外に売る/東京ニュー・ウェイヴの活気/スタジオ・テクノポリス27/メインのDJ/ザ・ポッパーズMTV/TVでDJ/侃々諤々の選曲会議/「メジャー」と「マイナー」/輸入盤の売り上げに貢献/もとは販促材料/TVの威力/ヴィデオ・クリップ全盛期の終わり/NHK‐FMに進出/eメールのアルバイト/CBSドキュメント/台本に鍛えられる/ブロードキャスター/ベイFM開局/日本で暮らしていく/ワールド・ミュージックの気配/ワット・イズ・ソウル/年間ベストテンにワールド・ミュージックが増える 1980~1989の10曲 3 ワールド・ミュージック開眼 1990~1999 ワールド・ミュージックのゆくえ/スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド/ワールド・ミュージックを聴く耳/ベイ・シティ・ブルーズの終了/インターFMの開局/英語でDJ/ワンマン・オペレイション/レイ・チャールズのシブいリクエスト/敷居が高い?/ロンドンからのエアチェック/ウィークエンド・サンシャイン/公共放送と営業広告/プレイリスト/無名のミュージシャンの曲も/スタジオで生演奏/インターネット・ラジオ/衛星放送TVの「pbs」 1990~1999の10曲 墓場シフトから生きた音楽を 鷲巣 功×ピーター・バラカン エディ・コクランとボー・ディトリー/墓場シフト/エッジの効いた曲を/DJの仕事/先達たち/毒舌家/ベイFMで/ジャズ、再発見/DJのビート/AMとFM/大きなメディアではないラジオ 4 世紀も変わり、メディアも変わる 2000~2009 FM誌の終刊/九・一一とその後/何をかけるか/イラク戦争とテクサス娘/何をしゃべるか/「政治の話はやめにして」/プロテスト・ソング/NHKワールドでジャパノロジー/「バラカン・ビート」の終了と生DJ/音楽メディアとしてのラジオの様々な困難/アメリカの衛星ラジオ/DJボブ・ディランの「TTRH」/どの局も同じフォーマット?/衛星放送のDJ/インターネット・ラジオの「バラカン・ビート」/ディジタル・ラジオ/バラカン・モーニング 2000~2009の10曲 5 ラジオのゆくえ 2010~ 訃報と追悼と、残る音楽/ピンポンDJはライヴ選曲/「CBSドキュメント」の終了/有料放送の可能性は?/二〇一一年三月一一日/震災後、朝のラジオで/海外メディアの目線/ライフスタイル・ミュージアム/ラジコradiko/「バラカン・ビート」再び/ジョン・ピールのアーカイヴ/DJの記憶容量/オール・ミュージック・ガイド/クラウドで音楽/ストリーミング・サーヴィス/BBCとNHK/ローカルでグローバルなラジオ/ウォークマンは苦手だった/ラジオから「流れてくる」 2010~2012の10曲 あとがき ディスク一覧
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