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偉大な記憶力の物語~ある記憶術者の精神生活~(岩波現代文庫)
A.R.ルリヤ
著
天野 清
翻訳
発行年月 |
2010年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
221p |
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大きさ |
15 |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学 |
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ISBN |
9784006002428 |
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商品コード |
0110082704 |
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NDC分類 |
141.34 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2010年11月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110082704 |
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著者紹介
A.R.ルリヤ(著者):アレクサンドル・ロマノヴィチ・ルリヤ(Aleksandr Romanovich Luria)
1902―77年.カザン生まれ.1921年にカザン大学を卒業した後,モスクワ大学心理学研究所に勤務.同研究所室長であった1924年にL.S.ヴィゴツキーと出会い,その理論に共鳴し,彼を心理学研究所に招聘した.それ以降,ヴィゴツキー,A.N.レオンチェフ等とともに,人間に特有な意識や随意的諸行為で代表される高次精神機能の発生と発達を科学的に研究する理論と方法の確立を目指して諸研究を始めた.今日,この理論は,人間の高次精神機能の発達についての文化・歴史的理論と呼ばれている.
邦訳された著書に『認識の史的発達』(明治図書),『神経心理学の基礎』(医学書院/創造出版),『言語と意識』(金子書房),『現代の心理学』(文一総合出版)などがある.
天野 清(翻訳):天野 清(あまの きよし)
1936年,東京生まれ.1966年,東京教育大学大学院教育学研究科(実験心理学専攻)博士課程単位取得中退.1978年,同大学院より学位を受ける.1972―73年,モスクワ大学留学.1975―76年,ソヴィエト科学アカデミー・心理学研究所・派遣研究員.1965―73年,国立国語研究所研究員,主任研究官.1973―78年,九州大学助教授.1978―90年,国立教育研究所(現国立教育政策研究所)室長.1990―2006年,中央大学文学部教授.現在,中央大学人文科学研究所客員研究員.専門は教育と発達,言語心理学,言語教育.
主な著書は,『学習障害の予防教育への探求』(中央大学出版部),『子どものかな文字の習得過程』(秋山書店).主な訳書は,M.Cole『文化心理学』(新曜社),A.R.ルリヤ『現代の心理学』(文一総合出版),A.R.ルリヤ『言語と意識』(金子書房).
内容
直観像と共感覚をもつその男は、忘却を知らなかった。電話番号を舌で感じ、コトバの音から対象の意味を理解する。想像によって手の体温を変える。直観像を利用して課題を鮮やかに解決する一方で、抽象的な文や詩の理解はひどく困難。特異に発達した記憶力は、男の内面世界や他者との関わりに何をもたらしたのか。