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PYRAMIDEN(Lens of Wonder)

佐藤健寿  著

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価格 \2,970(税込)         

発行年月 2023年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 1冊(ページ付なし)
大きさ 26cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/写真
ISBN 9784022587145
商品コード 1036103814
NDC分類 748
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年07月3週
書評掲載誌 読売新聞 2023/09/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036103814

著者紹介

佐藤健寿(著者):写真家。世界の民俗から宇宙開発まで、世界120カ国以上を巡って幅広いテーマで撮影。代表作『奇界遺産』『世界』ほか多数。写真展「佐藤健寿展 奇界/世界」(山口県立美術館他)、「世界 MICROCOSM」(ライカギャラリー東京他)ほか各地で開催。 instagram@x51

内容

北極の永久凍土に眠るゴーストタウンと”ピラミッド”

軍艦島、プリピャチに匹敵する、謎の北極廃墟ピラミデン。
「この街は死んでいない。赤の広場に保存されたレーニンのように、
生きたままの姿で氷河と共に眠り続けている」

北極点までおよそ1000km。かつて人類が暮らす世界最北の街であったピラミデン(Pyramiden)は、
1991年、ソビエト連邦崩壊と共に人々が姿を消し、いまは世界最北のゴーストタウンとなった。
神秘的な名前に負けぬその異様な光景は、ここを訪れるすべての人々を無言のまま圧倒する。
街の背後に控える壮大な氷河と、毅然と立ち並ぶ社会主義的な住宅群。
ソ連らしい無骨な建物は学校や病院、精肉工場から幼稚園まで、それぞれに明確な役割があり、さながら街自体が自己完結する回路のごとく、理路整然と配置されている。
まるで映画撮影で造られたセットのような、どこか虚構めいたその街並みは、
北極という圧巻の自然の中にあるがゆえに、「人工物」の異様さを一層際立たせる。
そして街を周回する、10月革命60周年記念通りの突き当たりには、
システム全体を統括する頭脳のごときレーニン像が、
いまも無人の街に睨みを利かせている────。

装丁:大島依提亜

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