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「ぐずぐず」の理由(角川選書 494)
鷲田 清一
著
発行年月 |
2011年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
246p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/日本語 |
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ISBN |
9784047034945 |
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商品コード |
1003566438 |
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NDC分類 |
814 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2011年10月1週 |
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書評掲載誌 |
中日新聞・東京新聞 2011/10/23、日本経済新聞 2011/11/13 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1003566438 |
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著者紹介
鷲田 清一(著者):1949年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学総長を経て、大谷大学教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『「待つ」ということ』角川選書、『夢のもつれ』『死なないでいる理由』角川ソフィア文庫、『噛み切れない想い』など。
内容
「のろのろ」「おろおろ」。動作の擬音ではなく、振舞いの抽象としての表現が、なぜぴたりとその様態を伝えるのか。ドイツ語で「音の絵」ともいうオノマトペを現象学的に分析。現代人の存在感覚を解き明かす。
〈目次〉
言葉の感覚 序にかえて
1 声のふるまい オノマトペのさまざまな顔
ぎりぎり
ぐずぐず
ちぐはぐ
ゆらゆら
ふわふわ
ほっこり
ぼろぼろ
なよなよ
にやにや
ねちゃねちゃ
2 音の絵 オノマトペの構造
1 音の絵
感覚による抽象
批評と否定
2 言葉の内臓感覚
音の軌み
内圧の高まり
言葉の原体
3 律動と情調
初発のリズム
いのちの息遣い
4 感覚の越境
声のテクスチユア
音色──肌理の表現
干渉しあう感覚
5 意味の内と外
アナーキーな言葉の輝き
意味と音調
意味と無意味
オノマトペの造語機能
6 魂の言葉 結びにかえて
あとがき