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「言海」を読む~ことばの海と明治の日本語~(角川選書 542)
今野 真二
著
発行年月 |
2014年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
190p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/日本語 |
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ISBN |
9784047035423 |
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商品コード |
1015757456 |
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NDC分類 |
813.1 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2014年08月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1015757456 |
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著者紹介
今野 真二(著者):1958年神奈川県生まれ。1986年早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て、現在、清泉女子大学教授。専攻は日本語学。著書に『仮名表記論攷』(清文堂出版、第30回金田一京助博士記念賞受賞)、『振仮名の歴史』(集英社新書)、『百年前の日本語』(岩波新書)『正書法のない日本語』(岩波書店)などがある。
内容
〈目次〉
序章
漱石の日本語
明治期の日本語を理解するために
『言海』歓声の祝宴
第一章 大槻文彦と『言海』
草の葉に積もった露が言葉の海となる
始まりは英和対訳辞書だった
「かなのとも」結成
『言海』ができるまで
トラブル続きの難事業
第二章 『言海』の特徴
いろは順から五十音順へ
『言海』が掲げる五つのポイント─ 発音を表示する
促音・拗音なども明示
語源について
和語と漢語との差別化─活字を使い分ける
漢語を和語で説明している見出し項目
『言海が見出し項目とした語
包括的な「日本普通語の辞書」
稿本『言海』との対照─大幅に削られた漢語
削除された見出し項目
第三章 見出し項目と語釈から『言海』をよむ
大槻文彦の「古語」
「古語」と漢用字
明治二十四年の「俗語」
少ない外来語
『吾輩ハ猫デアル』の外来語
「~ニ同ジ」とある見出し項目
見出し項目が漢語の場合
語釈にみられる振仮名の機能
語釈に使われている漢語
第四章 明治の日本語と『言海』
明治における「語の一般的な書き方」
森鴎外『舞姫』の場合
「概略」は「ガイリャク」か?
「ヒゴロ」をどう書くか
「交際」は「コウサイ」か、「ツキアイ」か
北原白秋は「言海」をみていたか?──『邪宗門』の表記
『雑字類編』という辞書
詩的言語における表記の位置づけ
三点リーダを幾つ並べるか?
暗と闇
『言海』から窺われる和語と漢語との結びつき
語釈の「堂々巡り」
漢語の類義語のゆくえ
第五章 『言海』をライバル視した山田美妙『日本大辞書』
山田美妙の『日本大辞書』概観
『言海』をライバル視
『日本大辞書』は『言海』のイミテーションか
振仮名の機能
文専用・言専用
『言海』と『日本大辞書』─古語・癈語について
方言・俚語について
終章 『言海』の評価
参考文献
あとがき