内容
ヒトは永遠の光を探求する旅に出た
人類史を読み解く壮大なオデッセイ
農耕、神話、宗教、哲学、科学、国家、貨幣……
限りある命を乗り越えるための技と知=錬金術の軌跡を追い、1万年以上、魂を突き動かした光源=「万物の王」の正体に迫る。
私たちの心のなかでは、「近代」はもちろん、「中世」も「古代」も「先史時代」も、さらには、象徴的思考の生まれた「後期旧石器時代」すら生きつづけ、今でも力を発揮しているのだ。あたかも、ゲーテの「万物の範型(シェーマ=イデア)を生み出す世界」、時空を超越して存在する「戦慄すべき世界」のように。――<「エピローグ」より抜粋>