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大阪アースダイバー

中沢 新一  著

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価格 \2,310(税込)         

発行年月 2012年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 317p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784062178129
商品コード 1011583820
NDC分類 216.3
基本件名 大阪府-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2012年11月3週
書評掲載誌 産経新聞 2012/11/03、毎日新聞 2012/11/11、朝日新聞 2012/12/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1011583820

内容

著者は、心の無意識までを含んだ四次元の地図を作成する作業の全体を、「アースダイバー」と名づました。258万年前から現在にいたる地質の変遷を示す「第四紀地図」図と考古学の発掘記録、それに現代の市街図を組み合わせて、土地のもつ「本当の姿」を明らかにしていきます。またその作業には、古代人の心の構造を教える人類学、歴史学、心理学などあらゆる知が境界を越えて動員されます。
今回その対象となるのは、大阪です。現在の大阪は5000年前にはほとんどが海面下にありました。南北に走る細長い上町台地だけが、古くからある陸地です。その南北の線を軸に、そして東の生駒山脈から発する死のパワー(デュオニソス軸)が、東西に力を加え、その座標軸が大阪の基盤をつくっていると著者は考えます。そしてその交点にある四天王寺が大阪の中心となっています。物差しをもつ聖徳太子=太子信仰は、職人的世界のバックボーンになっています。
一方ミナミ、キタ、ナニワなど大阪の中心地は、「くらげなす」砂州の上に成立し、それゆえに浮遊する世界=都市=商業を発展させえたということなります。
大阪の古層にある、南からの海洋民、半島から到達した「海民」をキーワードに、大阪の無意識へとダイヴィングするスリリングな冒険を試みます。

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