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哲学の最新キーワードを読む~「私」と社会をつなぐ知~(講談社現代新書 2465)

小川 仁志  著

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価格 \924(税込)         

発行年月 2018年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 206p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典
ISBN 9784062884655
商品コード 1026788037
NDC分類 301
基本件名 社会科学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年03月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026788037

著者紹介

小川 仁志(著者):1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部准教授。京都大学法学部卒業後、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。専門は公共哲学。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。大学で新しいグローバル教育を牽引する傍ら、商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。主な著書に、『アメリカを動かす思想』(講談社現代新書)、『突然頭が鋭くなる42の思考実験』(SBクリエイティブ)、『超・知的生産術 頭がいい人の「読み方、書き方、学び方」』(PHP研究所)、『闘うための哲学書』(共著/講談社現代新書)など。

内容

ポピュリズム、再魔術化、アート・パワー、思弁的実在論、OOO、新しい唯物論、ポスト・シンギュラリティ、フィルターバブル、超監視社会、ニュー・プラグマティズムシェアリング・エコノミー、効果的な利他主義……ポスト・グローバル化が進行する新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想がここに! 混沌とした時代だからこそ、「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう!


●新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想がここにある!

 グローバル時代は終焉を迎えつつある。アメリカの保護主義や移民制限、イギリスの脱EUのようなナショナリズム的潮流に鑑みると、どうも時代が逆行しているようだ。他方、人々は、インターネットなどで、国境など気にせず本能や欲望のままにつながり合おうとしている。こんな新しい世界状況は「ポスト・グローバル化」と呼べるかもしれない。

 この時代にあって、四つの新しい現象が世界規模で起こりつつある。一つ目は、ポスト真実や反知性主義といった、情緒的な決定が世界を動かす状況。二つ目は、理性とは無関係な、モノ主体の世界観の発生。三つ目は、AIやインターネットなどのテクノロジーの発達。そして最後に、シェアリング・エコノミーのような、共同性の拡大だ。

 要するに、従来の理性主義にとって代わる、脱理性主義の多層的な知が、時代を規定しようとしているのである。これらが多項式のように連接することで、あたかも一つの多層な知が形成されている。これを〈多項知〉と呼んでみたい。「ヘーゲル的な絶対知から〈多項知〉へ」。この視点を理解しなければ、混沌とした世界を生き抜けない。

 さあ、「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう!

(本書の主な内容)
第一部 感情の知
1 政治は感情に支配されるのか?――ポピュリズム
2 地球規模の宗教対立が再燃する――再魔術化
3 アートこそが時代を救う――アート・パワー

第二部 モノの知
4 すべては偶然に生じている――思弁的実在論
5 独立するモノたち――OOO
6 非-人間中心主義の行方――新しい唯物論

第三部 テクノロジーの知
7 AIの暴走を止められるか――ポスト・シンギュラリティ
8 インターネットが世界を牛耳る――フィルターバブル
9 プライバシーなき時代を生きる――超監視社会

第四部 共同性の知
10 積極的な妥協が対立を越える――ニュー・プラグマティズム
11 ポスト資本主義社会は共有がもたらす――シェアリング・エコノミー
12 自分と他者を同時に幸福にする――効果的な利他主義

目次

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